チョコボの七夕物語

あるところに織姫という働き者がおりました。



あんまり朝から晩まで働くので、このままではお嫁にも行けないではないかと
天帝さまは心配したのです。

なので、天帝さまは織姫にお見合いをさせました。



なかなか見目よい若者たち……たち？
まあいいや。

織姫はすっかり彼らと遊ぶことに夢中になりました。



とっても楽しくて、それまで一生懸命やってきた仕事も忘れるほどです。

いくらなんでも、これではいけないと天帝さまは考えました。
天帝さまは天の川を作り、織姫と若者たちを分けたのです。



その後、あんまり織姫があの幸せなときを思って泣き暮らすので、
可哀想に思った天帝さまは一年に一回だけ、会うことを許しましたとさ。