SOLDIERS in FF12

輪廻王カオス

死都ナブディス：
破魔石の暴走によって滅びた都の跡。住んでいるのは亡霊と悪魔。FF12をクリアするためだけなら、足を踏み入れなくてもいい場所。

１

Ｃ：　「ヴィンセント……あんた、やっぱり召喚獣だったんだな」
Ｖ：　「どうしてそうなる？　ジェノバ入りだが、私は人間だ！」
Ｃ：　「だっておれ、聞いたんだ。死都ナブディスにカオスっていう召喚獣がいるって。あんたなんだろ？」
Ｖ：　「………」
Ｓ：　「なるほど、亡んだ都の跡か……きさまがねぐらにしていても、おかしくはない」
Ｚ：　「棺桶にはいって罪に苦しむには、絶好の舞台だしな。あんたの日頃の行ないを考えると、むしろ納得だ」
Ｃ：　「ほかにも二匹強い魔物がいるって聞いたけど、あんたがほかの姿に変身して、ひとり三役やってるんだな？」
Ｖ：　「ちがう！　よく考えてみろ。この世界の召喚獣は十三星座がもとになっているようだ。そのカオスとやらは金牛の座だろう。もうひとつ残っている処女の座がアルテマだからな。私のカオス状態の姿をどう見たら牛になるのだ」
Ｚ：　「まあ、たしかに。双子の座のザルエラならカオスに近いけどな。７本編のときのカオスで、しかも抱きかかえてる女がルクレツィアなら、なお完璧だ」
Ｓ：　「アドラメレクでもいけるだろう。顔以外は」
Ｚ：　「なんだ、名前が同じだけか……って、あれ？　おまえ、アルテマはライセンス入手してねえのか？　ゾディアークはもう入手したんだろ？」
Ｃ：　「ヘネ魔石鉱は地図があるから楽だったんだ。でも、クリスタル・グランデは大雑把な地図しかないし、中はどこも同じような感じだし、迷ってなかなかアルテマのところに行けないんだよ。このあいだなんか、オメガmk12のところに出ちゃった」
ＳＺＶ：　「………」

２

バクナムス商人：
死都ナブディスの隠された部屋の隠された場所を調べると、ひょこひょこ出てきて、お役立ちのアイテムを売りつけてくれる……っていうか、あんなところで商売になるのかな。

Ｖ：　「まあ、ともかく私は召喚獣ではない！　今すぐナブディスに行くぞ！」
Ｃ：　「別にいいけど……なんでそんなにやる気満々なの？　いつもなら『私は眠らなければならん。邪魔するな』って感じなのに」
Ｖ：　「フ……決まっているだろう。その紛らわしい名前の召喚獣に文句を言いに行くのだ」
Ｓ：　「別に向こうのせいではあるまい」
Ｖ：　「八つ当たりだ。文句あるか？」
Ｚ：　「開き直るな！」

〜死都ナブディス〜

バクナムス族（ナブディス在住の亜人）出現！

バクナムス族：　「金をよこせば命だけは……」
Ｖ：　「台詞がありきたりすぎる！　出直して来い！」

ウォーロック（ナブディスに出るゾンビタイプのモンスター）出現！

Ｖ：　「邪魔だ！」

オーバーソウル（ナブディスに出る死神タイプのモンスター）出現！

オーバーソウル：　『死ノ宣告……オマエハ１００秒後ニ死ヌ……』
Ｖ：　「そんなものが効くか！　消えろ！」

バクナムス商人（ナブディスの商人。※戦えません）出現！

バクナムス商人：　「なんか買ってくれんか？」
Ｖ：　「やかましい！　フレア！」
Ｃ：　「……あれ？」
Ｚ：　「おいヴィンセント。最後違うの吹き飛ばしてなかったか？」
Ｓ：　「こいつは商人であって敵モンスターではないぞ？」
Ｖ：　「しまった……視界に入ったもの全部攻撃していたのだが」
Ｓ：　「ふむ、命に別状はないようだ。こいつに死なれては困るからな」
Ｃ：　「ここでしかコラプスや遠隔攻撃は売ってないしね」
Ｚ：　「そこ、なにさらりと外道な発言してやがる。とりあえずケアルガかけてそこの隠し部屋に放り込んどこうぜ」
Ｖ：　「それもケガ人の処置としては間違ってるだろう」

Ｃ：　「この奥か。でもなんか封印されてるみたいだよ？」
Ｖ：　「くっ……ここまで来たというのに……」
？？？：　「こんなところに人が来るとは珍しいな」
Ｓ：　「誰だ？」
マクレイオ：　「わしはマクレイオと言う。この奥には魔物が封じてあるのだよ」
Ｃ：　「それってカオスってやつ？　おれ達そいつに用があってきたんだけど」
マクレイオ：　「カオスはもっと奥の部屋だ。だがそこにも封印が施されている」
Ｚ：　「どうしたら開けられるんだ？」
マクレイオ：　「このナブディスの王宮に封じられたカオスたち三体の魔物を倒してくれるのなら教えてやろう」
Ｖ：　「わかった」
マクレイオ：　「それぞれの魔物のいる部屋の扉を開けるには三枚のメダルが必要なのだ。一枚はナブレウス湿原にあるが、残りの二枚はわしの二人の弟子が持っておるはずだ」
Ｚ：　「二人はどこに？」
マクレイオ：　「ラバナスタとアルケイディスにいるはずだ。二人ともン・モゥ族だからすぐ分かるだろう」
Ｖ：　「よし、早く行くぞ！」
マクレイオ：　「メダルを二枚とももらったら湿原の『永遠を見下ろす高台』に来ておくれ」

３

ヒューリー：
カオスの召喚ライセンスを獲得するために、どうしても戦わなければならない中ボス。……が、いざ斃してみると、可愛らしい幸せウサギの息絶える姿に、思わず「ごめんなさい」と手を合わせたくなるほどの罪悪感が……。

２日後
〜永遠を見下ろす高台〜

マクレイオ：「おお、メダルを持ってきてくれたか」
Ｖ：「ああ。だがラバナスタにあったメダルは３つに分かれていたぞ。使えるのか？」
マクレイオ：「問題ない。勇者に３枚のメダルを渡すのが我らの務め。これでやっと眠りにつくことが出来る……」
Ｃ：「あ、やっぱり死人だったんだ」
Ｓ：「わかっていたのか？」
Ｃ：「だってミクリオとか、昔たびたび出てきたエアリスに似た感じがしたし」
マクレイオ：「これが最後のメダルだ。後は任せたぞ」
Ｚ：「見届けなくていいのか？」
マクレイオ：「Ｌｖ９９、あるいはそれ以上が４人だ。楽勝だろう」
Ｚ：「まあそうだけどよ」

〜死都ナブディス　大いなる慰めの間〜

フンババボス：『ようやく外へ出ることが出来る……お礼に殺してやろう！』
Ｖ：「ふん、貴様のような雑魚に用はない！」
Ｓ：「ヴィンセント、俺とクラウドはもう一匹のほうに行ってる。その方が早いだろう」
Ｚ：「俺はこっちに残るのか？」
Ｓ：「ヴィンセント一人残しておくわけにもいかんだろう。カオスがいる勇なる望みの間の前に集合だ」
Ｖ：「わかった。さっさと片付けるぞ（アルテマウェポン装備）」

〜ゆらぎある理の間〜

Ｓ：「ここにもう一匹魔物がいるそうだが……」
フューリー：『こんなところに人が来るなんて珍しいね』
Ｃ：「ん？」
Ｓ：「クラウド、足元だ」
フューリー：『こんにちは』
Ｃ：「ああ、こんにちは」
フューリー：『で、一体何のようなの？』
Ｓ：「（説明中）……というわけでお前を倒して力なき力のメダルの魔力をもどす必要があるのだ」
フューリー：『メダルの魔力が戻ればいいの？』
Ｓ：「ああ」
フューリー：『じゃあ、戻してあげるから見逃してくれない？　痛いの嫌だし』
Ｃ：「だったらセフィロス。こいつ飼っちゃ駄目かな？かわいいし」
Ｓ：「また増えるのか……？　そういうことはザックスに聞け」

クラウド一行は力のメダルを手に入れた！

Ｃ：「あ、いた」
Ｖ：「遅かったな」
Ｚ：「……で、その足元のもこもこした物体はなんだ？」
Ｃ：「例のもう一匹の魔物。ザックス、飼ってもいい？」
Ｚ：「……しつけはちゃんとしろよ」
Ｓ：「クラウドには甘いな、ザックス」
Ｚ：「あんたに言われたくないね」
Ｃ：「ザックスは手伝ってくれないのか？」
Ｚ：「俺はお前らの世話で手一杯だ」

〜勇なる望みの間〜

カオス：『私はカオス。お前たちは誰だ』
Ｃ：「召喚獣ハンターのクラウドだ。あんたのライセンスを貰いに来た」
カオス：『ならば私にその力を見せてみろ！』
Ｃ：「望むところだ！」
Ｖ：「そんなことはどうでもいい。おい貴様、なぜ私の変身後の姿と同じ名前なのだ！　おかげで召喚獣扱いされたのだぞ！」
カオス：『それは私のせいではないと思うが』
Ｖ：「問答無用。悪いが八つ当たりさせてもらうぞ！（ヘルマスカーに変身）」
Ｚ：「悪いと思うなら八つ当たりするなよ」
カオス：『ええと……そのチェーンソーを一体どうするつもりで……？』
Ｃ：「あ、あの構えはスプラッタコンボ……」

（以下残虐シーンのため、お見せ出来ません）

Ｖ：「ふっ……スッキリした」
カオス：『名前は変えられないが、ライセンスあげるのでこれ以上は勘弁してくれ。これ以上やられると存在自体危うくなるから』
Ｖ：「仕方がない。これで許してやる」

クラウド達は輪廻王カオスの召喚ライセンスを授かった！

Ｃ：「俺たち戦ってないけどいいのか？」
フューリー：『いいんじゃないの？』
Ｚ：「今回、俺たちいる意味あまりなかったような気がするんだが……」
Ｓ：「それは言うな」

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