FF7 MEMORIES

　クエッ！　クエッ！　クエクエクエ　クエ？　クエッ。（クエッ／クエエ）

　お客さんたち、この先の湿地帯を越えるつもりですか？

　ああ

ふむ、それならチョコボを手に入れたほうが安全ですな。チョコボで湿原を一気に駆け抜けるわけです。これがミドガルズオルムに襲われない方法。ミドガルズオルムとは……身の丈十メートルにならんとする蛇の化物！　湿地帯を進むズボズボ音を聞きつけ……ウギャーッと襲いかかる！　そうならないためにも！　グリン＆グリングリン牧場のチョコボをお買いあげください。チョコボのお買いあげは向かっていちばん右の建物、チョコボ小屋におります孫にお申しつけください。そういえば、少し前に湿地帯に向かった人がいたんですよ。チョコボなしで湿地帯なんて、きっとミドガルズオルムにやられちまったでしょうな。真っ黒なマントの人でしたがね。

　越えない

ふむ、それなら関係ないですな。

　宿をお探しですか？

　ああ

どうでしょう、一泊100ギルで……。

　泊まる

毎度、ありがとうございます。

　先を急ぐ

ふむ、それなら関係ないですな。

　興味ない

ふむ、それなら関係ないですな。

　チョコボが欲しいの？
　うーん……。

　くれ

　おじちゃんたち、運が悪い！
　おじさん……。
　チョコボは売り切れちゃったんだ。外にいるのは預かりものなんでね。そうだ、チョコボが欲しいなら野生のを捕まえるといいよ。野生のチョコボのことをなにか知りたいかい？

　どこにいる？

外で三本爪跡を見ただろ？　あれがあるところには野生のチョコボが必ずいるよ。ただし、チョコボよせマテリアがないとチョコボが現われないんだよ。もともと用心深い生きものだしね。

　チョコボよせ？

チョコボよせはチョコボをおびき出すマテリアさ。これを装備しておくと野生のチョコボに会える。逆を言うと、これを装備していないとチョコボには会うことができないわけさ。

　次の話を聞こう

　どうやって捕まえる？

野生のチョコボはほかのモンスターといっしょに出てくるんだ。けど、そのままじゃ、ほかのモンスターが邪魔で、チョコボを捕まえることができない。だから、まずチョコボのまわりにいるモンスターを斃す必要があるんだ。

　それから？

それに野生のチョコボは用心深い。ちょっとしたことで逃げてしまう。けど、野菜を使うと食べるのに夢中になって逃げにくくなるのさ。

　次の話を聞こう

　ほかには？

チョコボは怒らせないほうがいいよ。普段はおとなしいんだけど、怒らせると痛い目に遭うのはこっちさ。あ、それと、捕まえたチョコボは、一度チョコボからおりたら一目散に逃げてしまうよ。

　興味ないね

じゃあ、そろそろ商談に入ろうかな。いまならチョコボよせを2000ギルで売ってあげるよ。買うかい？

　買う

毎度あり！　野菜も買っておいて損はないよ。あっ、それから、野菜によってチョコボが食べ終わる長さが違うからね。

　買わない

うーん、これがないとチョコボを捕まえられないよ。チョコボよせは2000ギルだけど、買う気になったかい？

　いらない

ああ、よかった！

　お兄ちゃんたち、だいぶお金取られたでしょ？　でも、グリングリンお兄ちゃんやグリンお祖父ちゃんを怒らないでね。パパとママが死んでから、ずっとそうなの……。

「セフィロスが……やったのか……」

　とんでもねえ強さだな、セフィロスってやつは。
　すごい……。
　こんなことやっちゃう人が……わたしたちの相手……。
　恐るべき力……だな。

「ちょっと待った」

　き、貴様は？
　あなた、もしかして？
　……見たくもない顔に会ったな。

　俺が誰だかわかるか？

　タークスだろ？

知っているなら話は早い。

　興味ないね

……タークスだ。憶えておいてくれ。

「俺たちタークスの仕事を説明するのは難しい……」
「人攫いだろ？」
「悪意に満ちた言いかたをすると、そうなる……。……しかし、いまはそれだけではない。………」
「先輩！　ルード先輩！　喋るの苦手なんだから、無理しないでください」
「……イリーナ、頼む」
「わたし、タークスの新人のイリーナ。レノがあんたたちにやられてタークスは人手不足。……おかげでわたし、タークスになれたんだけどね……。ま、それはともかく、わたしたちの任務はセフィロスの行方を突き止めること。それから、あんたたちの邪魔をすること。あ、逆だった。わたしたちの邪魔してるのはあんたたちだもんね」
「……イリーナ、喋りすぎたぞ」
「ツォンさん!?」
「我々の任務を彼らに教えてやる必要はない」
「すいません……ツォンさん」
「おまえたちには別の任務を与えてあったはずだ。行け。定時連絡を欠かすなよ」
「あっ！　そうでした！　それでは、わたしとルード先輩は【ジュノンの港】へ向かったセフィロスを追いかけます！」
「……イリーナ。私の言葉の意味がわからなかったようだな」
「あっ！　す、すいません……」
「……行け。セフィロスを逃すなよ」
「はっ！」
「……レノが言ってた。きみたちに負わされた怪我が治ったら挨拶したいと。親愛なるきみたちに新しい武器を見せたいそうだ」

　さて……。

　エアリスがパーティにいる

　エアリス……久しぶりだな。しばらくのあいだ、きみは神羅からは自由の身だ。セフィロスが現われたからな。
　……なに、言いたいの？　セフィロスに感謝しろって？
　いや……あまり会えなくなるが、元気でな。
　……あなたにそんなこと言われるなんて、不思議。
　では、諸君、できれば神羅の邪魔はしないでもらいたいものだな。

　エアリスがパーティにいない

　……エアリスは？　いっしょではないのか？
　エアリスはここにはいない。別行動を取っている。
　そうか……よろしく伝えておいてくれ。

　なんなんだ、アイツ？
　クラウド、あの子知ってるの？
　だーれ？　あの子。
　見慣れない格好をしているな……。
　なんやろ、あれ。知らん顔ですなあ。
　不思議な武器を持っているな……どこかで見た記憶がある。
　なんだ！　あいつはよう？　まだガキじゃねえか！

『セーブポイント：　メニューをひらいてセーブを選ぶとゲームの状態を保存できません』

　セーブ画面をひらいたあと（＊１）

　へへーん！　やーい騙されただろ！　ざまーみろ！
　あっ、やられた！　あいつ、オレの金を！　チクショ〜！　オレの金返せ〜！
　あっ！　わたしのお金、少なくなってる！　ちょっと、待ちなさい！　わたしのお金は？　こら〜！　お金返しなさーい！
　あれ……ね、お金減ってない？　もーう！　ダメじゃない、こんなことしちゃ！
　……金が減っているな。金に目がくらむ……じつに人間らしい行動だな。［コスモキャニオン後：　あっ！　オイラのへそくりが！　か、返せよ〜！　オイラのなんだぞ〜！］
　ギ、ギルが〜、ボクのギルがあらへん〜！　ちょっと、アカンて！　ボクのギル返して〜な〜！
　おや……？　なるほど……素早いな。ギルが目的、というわけでもなさそうだがな……。
　あああっ？　ねえ！　ねえぞ！　金がねえー！　オレ様から金をくすねるたあ、いい度胸じゃねえか！　憶えてやがれ、このガキ！

　チクショ〜……このアタシが負けるなんて……やい、このツンツン頭！　もう一回勝負だ！
［ティファ：　やい、このおっぱい女！　もう一回、もう一回勝負しろ！］
［シド：　やい、このガニマタ親父！　もう一回勝負だ！］

　いいだろう
［ティファ：　言ったわね！］
［シド：　ボコボコにしてやる！］

今度は負けないからね！　時間をやるから用意しなよ。覚悟できたらかかってきな！

　（メニュー画面をひらくしかなくなる）

ふーんだ、誰があんたらみたいな雑魚と何度も戦うもんか！　怪我の治療費はいただいとくよ！　次は容赦しないからなー！
パーティメンバー：（＊１と同様の反応）

　興味ないね
［ティファ：　やめておくわ］
［シド：　やなこった］

む、逃げる気？　ちゃんと勝負しろ！　しろったらしろ！

　シュッシュッ……どうした、どうした！　アタシの強さにびびってんだろ！

　……まあな
［ティファ：　……まあね］
［シド：　そういうこった］

へへ、やーっぱりそうか。ま、アタシの実力から言えば、それも当然だね。アンタらも頑張れよ。また気が向いたら相手してやるからさ。んじゃね！　ホントに行っちゃうからね！　ホントのホントだよ！

　ご自由に……
［ティファ：　ええ、どうぞ］
［シド：　とっとと消えろ！］（＊２）

あ、そ！　ふーんだ、勝手にしろ！
　行っちまった……なんだったんだ、アイツ……？
　行っちゃった……なんなの、あの子……。
　行っちゃった……結局、なんだったのかな？
　行ってしまった……いったい、なにがしたかったんだ？［コスモキャニオン後：　あれれ、行っちゃったよ……あいつ、なにやってんだろ？］
　……消えよった。なんや、サッパリわかりませんわ。
　……理解に苦しむ行動だな。
　行っちまったよ、オイ……なんなんだ、あのガキは？

　ちょっと待った
［ティファ：　ちょっと待って！］
［シド：　……待ちやがれ！］

なんだよ、アタシにまだなにか用？……ははーん、さてはアレかな？　アタシがあんまり強いんで、ぜひ助けてほしいと！　このアタシにいっしょに来てくれと！　そういうこと？

　……そういうこと
［シド：　……そういうこった］

へへへ、やっぱりねえ、いや、まいったなあ。うーん、どうしようかなあ。でも、そこまで言われちゃ、このアタシも断われないし……よし、わかった！　アンタらについてってやるよ！

　名前は？
［ティファ：　あなた、名前は？］
［シド：　おめえ、名前は？］

アタシ？　アタシの名前はね……。（名前入力画面）へん、なに言ってんだい！　そっちが先に名乗るのがマナーってもんだろ！　やめやめやめ！　いっしょに行くのやーめた！　アタシを怒らせると高くつくの！　憶えときな！
パーティーメンバー：（＊１と同じ反応）

　……先へ急ごう
［ティファ：　さ、急ぎましょ］
［シド：　早くしねえと、置いてくぞ！］

あれ、ちょ、ちょっと……ちょっと！　アタシ、まだ名前……アタシ、ユフィ！　ひとつヨロシク！　へへへ……うまくいったよ。あとはアレをナニして……クックック……おーい、待ってよ！　待ってってば〜！［二度目以降の遭遇で仲間にしたとき：　盗んだお金は、ほら、ちゃんと返すからさぁ！……まだ使ってないぶんは］

　冗談じゃない
［ティファ：　そんなわけない！］
［シド：　なに言ってやがんでえ！］

あっそ！　ふーんだ、勝手にしろ！
パーティーメンバー：（＊２と同じ反応）

　何度やっても同じだ
［ティファ：　あなたには無理よ］
［シド：　やるだけ無駄だぜ］

な、な、なんだと？　キー！　ムキキー！　あったま来たあ！　バカにしやがって……おぼえてろォ！
パーティーメンバー：（＊１と＊２を合わせた反応）