FF7 MEMORIES

　ああ、あなたたちですか。大変なことになってしまいましたね。あの不吉な星の色……子どもたちなんか怖がって外へ出てこようとしないんですよ。できることなら、私だってあんなもの見たくはないですがね……。
　うーん……もう星命学がどうこう言ってられなくなりました。私もそろそろ故郷に戻ることにしますよ……。

　星とともに生き、星とともに死ぬ。これはこれでいいかもしれん。酒もたらふく飲めたしの……。でも、子どもたちのことを考えるとなあ。あの子らだけでもなんとかならんもんかのう。
　うちのオリジナルカクテル、ライフストリームはいかがです？　お酒を飲んで、つらい心をたとえひとときでも癒せるのならそれもいい。人間なんて弱いものです……そういえば、このコスモキャニオンのどこかに、癒しのマテリアがあるという話を聞いたことがありますが。
　ようこそ、シルドラ・インへ。このようなときこそ、人には柔らかなベッドが必要なのです。一泊100ギルになりますが、お休みになりますか？（お願いします／いまは結構です）　素敵な星の夢を……。

　べつに、あのでっかい星が怖いんじゃないんです。えっと、お腹が痛いからじっとしてるだけなのです。ほんとなのです。

　おや、どうも。もちろん店はあいてますよ。怖くはありません。私には星命学がありますから。いや、本当は怖いのかもしれない。でも、少なくとも、星命学の本を読んでいるあいだはそのことを忘れられるんです……。

　はいよ、いらっしゃい。あれ、まだ武器を買うの？　あんたも変わった人だね……まあいいや、そんな人もいないと私も暇になっちゃうからね。ハハハハハ！

　ん……ああ、これかね。これは星の本。もう少しで書き終わるところだよ。無意味なことなんかないとも。こうしておけば、いつか必ず誰かの目に触れるもんさ。古代種だってそうしたんだ。だから、わしたちは彼らを知ることができただろ？　わしのこの本だってきっと……。

　ハア……どうなるのかしら……これから……。
　母ちゃん、平気だよ！　みんなであの扉のむこうに行けばいいんだ！　ブーゲンハーゲンさまがフーインしてるんだから、心配ないよ！　でも、フーインってなんなんだろ……。

　ホーホーホウ……と言ってられる場合じゃないんじゃの。まさに星の死が近づいておる。ところで、クラウドは？　いっしょじゃないのかの？
　……それで、ここへ来たんです。クラウド……クラウドは……。
　……そうか、クラウドが……確かにライフストリームが集まっている場所は世界にいくつかある。ただ、そのほとんどは遥か地の底で、とても人間の手の届く場所ではないんじゃ。ただひとつ例外は……ずーっと南の海に浮かぶ島があるとか、ないとか……なんていったかの。もう何年もここから出とらんから……だめじゃ、思い出せん。ずーっと南の海にライフストリームの集まる島があるとかないとか……しかしの……もしそこでクラウドが見つかったとしても……ライフストリームは言わば精神エネルギーのかたまり。言いにくいことじゃが、ひとりの人間の精神がその凄まじい流れに耐えられるとは、とても……。

　……いらっしゃい、一泊100ギルですが……。（泊まる／やめる）では、ごゆっくりどうぞ。

　あんたら、こんなときに買いものなんかしてどうするの？　え？　商売だろうって？　いいの、いいの、うちは会社から給料出てるから。ニブルヘイムの秘密を守るのがうちらの本当の仕事なんだよ。え？　秘密？　うちらは知らないな。でも、いいの、いいの、もう全部終わりなんだからさ！　終わり終わり終わり！　ああ、こうしてるあいだにもメテオが〜！　終末が〜！

　この星はどうなっちまうんだい！　神羅カンパニーはなにをしてるんだい！

　クラウド……クラウドが弾いてた。なんだろう……これ。（属性マテリア）

　このままだとメテオが降ってきて、みんな死んでしまうんだって？　……まあ人生、そんなもんかもね。
　空を見てるといいよ。メテオがあんなに大きく見えるようでは、もう我々の命も長くないね。

　神羅はコレル。コンドルフォートのヒュージマテリアを回収しようとしちょる。最終的には四つ集めてこの村に運んでくるらしいわい。わしの大事なロケットをこんなことに使おうとするとは……たまらんのお。と・こ・ろ・で。どうじゃ、あんた？　わしといっしょにロケット見あげんか？

　見あげる

なんか、外の世界ではいろいろ起こっているようじゃが、わしはこのロケットさえあればじゅーぶん満足じゃ。

　見あげない

なんじゃ、つまらん……。

　……この世界は、どうなってしまうのでしょう？

　上海亭にようこそっす！　一泊300ギルですけど、泊まるっすか？（はい／いいえ）　へい、毎度っす！

　なにか飲んでいかれますか？

　話を聞く

ここにいると落ち着きませんか？　空を見あげると、いやでもメテオが目に入りますからね。

　遠慮しておく

……残念です。またおいでください。

　メテオが降ってくるんだって!?　おまけに、いつまで経ってもトイレは使えないしよ。
　うーん、そろそろ見飽きてきたなあ。

　人生など、木の葉からしたたる朝露のようなもの。あの星が落ちようと落ちまいと、ほんのひとときのきらめきにすぎないのです。
　すぐそこに終わりが近づいている……だからといって、私になにができる？　結局、いつもと同じ生活を送るしかないんだよナ……。
　あの星がぶつかったら、ダチャオ像も、ウータイもみんな壊れちゃうの？　そんなのやだ！

　おーおー。このごろはあれじゃな。昼間でもお月さんが見えるんじゃな。みなも喜んでおるわい。
　違うの、おじじ、あれは真っ赤に燃えてる星よ！　みんな怖がってるの！

　あいよ、らっしゃい！　あんたらもまだ諦めてないクチかい？　嬉しいねえ！　さあ、買った買った！

　地面がグラグラ揺れたと思ったら、今度はあのでっかい星。や、やっぱりもう……だめなのかいナ？
　うーい、寂しい店だろ？　まあ、世のなかがこんなになっちまっちゃあ、それも仕方ないか。じたばたしたってどうしようもねえんだ。みんなも酒でも呑めばいいのに……。

　こんなときだってのに、まだなにか買うのかい？　お客さん、変わってるね……。
　もうマテリアがどうのと言ってる場合じゃなくなったわね……なにかあなたの役に立つものがあったら買っていってね。

　水神さまのウロコの話を聞いたことがありますか？　なんでも、不思議な力を秘めたウロコで、それを前にするとどんな炎でも消えてしまうとか。とはいえ、そんなものがあっても、さすがにあの不気味に燃える星の炎までは消せそうもありませんが……。

　どうかお助けください、どうかお助けください、どうかお助けください。
　ムニャムニャムニャ……あの星がこのあたりに落ちてきませんように……。
　ゴドーさまは、隣にある五強の搭に籠もりっきりじゃ。ゴドーさまでもあんなものはどうにもならんて……。

　ようこそ、自然主義の村ボーンビレッジへ。なにか用かな。

　逃げないのか？

俺たちはこの星の始まりからいまに至るまでを化石を通して知ってきた。そしていま、この星の終わりを見届けようとしている……なんだか複雑な気持ちだよ。

　なにをしている？

化石を掘っているのさ。大地が語るこの星の歴史……。

　や、やっぱり怖い……。

　きゃっ!?……古代種の意識？……ごめんなさい……わたしには……わからない。［２度目：　きゃっ!?　また!?　頭に直接語りかけてくる……これは、古代種の意識？］

　お山のてっぺんにバリアが張られてるんだって。
　バリアってなーに？　お山のてっぺんの光のこと？

　北の果てのクレーターにバリアが張られているんだ！　この先は行かないほうがいいぜ。

　ダメだって言っただろ！　この先はすごい下り坂なんだ。行っちゃダメだよ。

　こんなに気温が下がったのは北の果てにできた光のドームのせいに違いないんだ……きみたちも早くここから離れて、南の島ミディールにでも行ったほうがいいと思うよ。
　気温がとても下がってしまって、もうこの町には住めそうにないの。また引っ越ししなくちゃ……でも、なにから手をつけていいのやら？
　スノーボード……上手になりたかったな……。

　おばあちゃん、風邪ぎみでね。このごろ元気がないのよ……。
　ゲホゲホ……この寒さじゃ、この町に六十年住んでるわたしでも風邪ぎみでね……。南方の島にお医者さんがいるそうなんだけど、この町にも来てくれんかねえ……ゴホゴホ。
　こんなに急に気温が下がったのははじめてなんだよ……北の果てに不思議な光も見えるし、これが世界の終末っていうやつかね？

　俺たち早くこの町を出たほうがいいかもしれんな。いっそ南の島にでも行くか！　なんてったっけな……うーん？　そうそう、南方の島にミディールっていう町があるらしいぜ。
　こうもおかしなことが続くと、みんなが町を出ようとする気もわかるような気がするよ……。

　な、なんだ、いまのは!?　すげえ勢いではじかれたぜ！