FF7 MEMORIES

　ちっきしょう！　すまねえ！　追いつけなかったぜ！

　申しわけねえ……オレ様としたことが、簡単に神羅にヒュージマテリアを持ってかれちまって……。
　すんだことを悔やんでも仕方ねえよ……これからどうするかだ。
　これから、どうするんだい？
　くよくよしても仕方がないよ！　そんなのおっさんらしくないよ。
　まだすべてが終わってしまへんで。元気を出しましょ！
　……諦めるのはまだ早いのではないか？

　空からなにか降ってくるらしいね？

　おっしゃ！　飛び移るぜ！

　や、やべえ！　北コレルに突っこんじまう！

　大丈夫かい？　町のみんながあんたたちを神羅に気づかれないようにここに運んだんだ。神羅のやつらはどこまでこの町を壊せば気がすむんだろうな？　誰か神羅を懲らしめてくれる勇気のある者はおらんかの？

　ちきしょう！　なんてこった……列車を止められなかったばかりに……！
　また、やっちまった……こんなの……償いきれねえよ。
　オ、オイラ、神羅を許せない！
　アタシの故郷がこんなことになったら、悲しいだろな……。
　ボクらがミスったばかりに、こんなことになるやなんて……。
　凄まじい光景だな……！

　もうなにもかも失ってしまったな……１から……いや、０からやり直すとするか。
　俺たちがなにをしたっていうんだ……神さまよう……なんて言ってもしかたねえか。なあ、どうすりゃ立ちなおれるかな？
　おまえらが伸びてるあいだに、神羅兵がヒュージマテリアを持っていったぜ。

　井戸から光る石を拾ったんだ。50000ギルでなら売ってあげてもいいよ。

　買う

わーい、ぼくのおうちができたー！

　買わない

誰かこの石を買ってくれないかなあ〜。

　えーと、次の駅はどこじゃったかな？
　じいさんたら、久しぶりに機関車を見てはしゃいじゃって。
　俺の店は無事だったぜ。

　町はめちゃくちゃになった……メテオも落ちてくる……残ったのはわしらの愛だけじゃな。

　ゲッ！　き、貴様ら！
　さーてと、おとなしくヒュージマテリアを渡しな。
　クッ……うおお〜！

　このシド様に向かってくるたあ、いい度胸だ！　おまえのことは忘れないぜ……。
　そんな場合じゃねえぞ！
　加速はできたけど、どうやって止めるの？
　ヒュージマテリアどころか、アタシたちもやばいって！
　運転手殺してしもて、どないすんねんな！
　ブレーキを頼む、リーダーさん。

　わーかってらあ！　やいのやいの騒ぐなって！　このままじゃ、北コレルに突っこんじまう！　さあてと……交互に入れると加速なら……両方のレバーを同時に上か下に入れりゃ、ブレーキだな！
　だ、ダメじゃねえか！
　スピードがあがってるよ！
　加速してどーすんのよ〜っ！
　ちょ〜待って〜や！　逆や、逆！
　ぎゃ、逆じゃないか？

　チッ、反対かよ！　見てろ、今度こそ！
　お、おいおい！
　うわーっ！
　ふざけろ、オヤジ〜！
　あ、あかんて〜！
　……！

　ク……そったれえ！

　勇気があるねえ、たいしたもんだよ！
　あんたたち、たまげたもんだぜ！

　あんたたちだろ、神羅の列車を止めてくれたのは？　また神羅の手で俺たちの生活がぶち壊されるところだったぜ……ガラクタだらけでも、この土地は俺たちの大切な故郷なんだ。
　ガラクタだらけでも、この土地は俺たちの大切な故郷なんだよな、バレットさんよ！
　あ……あたりめえじゃねえか！　オレたちゃ炭鉱生まれの炭鉱育ち！　どんなにつらいときでもハートだけは石炭のように真っ赤に燃えつづけているんだ！

　メテオがなんだってんだい！　俺たちゃ炭鉱夫なんだぜ。長〜いトンネルを掘って、メテオから逃げ延びてやらあ！
　おっ、そうだ！　おーい、坊主！　神羅と戦う正義の味方に渡すものがあるんだろ？
　井戸のなかから拾いあげたんだ。きっと、すごーい石だよ！
　相当きつい戦いだったんだろ？　身体じゅう傷だらけじゃねえか。宿屋の親父に言っておいたから、今日はただで休んでいきな。

　神羅が狙うヒュージマテリア……あとはジュノンの海底魔晄炉のみだな。
　先まわりしてやるぜ！
　急いで止めなきゃ！
　海底魔晄炉に行くんでっか？
　海底魔晄炉に行くのか？

　いくら神羅でも、ことごとくオレ様たちの邪魔が入って慎重になっているはずだ。そんなに急がないでもいいと思うぜ……それより、オレ様はあいつが気がかりでしょうがねえんだ。
　クラウドだね……。
　クラウドのことだよね……。
　クラウドさん……。
　クラウドか……。

　ああ。それにティファもどうしてるか心配だしな。ちょっと様子を見に戻ってみるか。【ミディール】へ……。

　お次はなんだ、コンドルフォートだったかあ？［コンドルフォートから出たとき：　お次はなんだ、コレルの魔晄炉だったかあ？］