FF7 MEMORIES

　ゴールドソーサーが再開したよ。こんなときだからこそ、遊んで財布もからっぽにしたらどうだい？
　メテオが落ちる前に、ゴールドソーサーで有り金を全部使ってやるぜ！
　あせる気持ちはわかるけどよ、メテオが落ちなかったらそのあとどうするんだよ？

　おっ、兄ちゃんたち、どうだい、俺がギルをＧＰに替えてやろうか？（ああ／興味ないな）へへっ、毎度。１ＧＰ100ギルでいいぜ。○○ギルだがいいな？（ああ／いや）また欲しくなったら来な。おりゃあ、たまにここにいるからよ。［10000点以上になったとき：　ダメダメ、10000点以上持ってたって怪しまれるだけだ］

　へへへ、景品が変わったんでまた5000点を取ったぜ。
　キャ〜、ステキ！
　またGP稼ぎに行くか。

　申しわけございませんが、こちらはただいま故障中です。

　いらっしゃいませ。世界がどうなろうとも、当ゴーストホテルは元気いっぱい営業させていただきます。ひっひっひっ。

　ふむ……なんだ、あんたもかい？　まったく、こんな世のなかだってのになにやってんかね、俺らは。ま、いまさらじたばたしてもしゃーないし。こうして好きなことをやってるのがいちばんだね、俺は。そうそう、あんた知ってるかい？　ここにはよ、最強と認められた者のみが参加を許されるバトルがあるって話だぜ。しかし、最強ってのも曖昧だよな。とりあえず武器かな。それと、ここでの強さも誇示しねえとな。うーん、もうひとつぐらい決め手が欲しいか。
　メテオなんて、あたしのこの蹴りでガツーン……というわけにはいかないか？
　そこのふたり、駆け落ちしちゃったのよ。「最後のときを〜」とかなんとか言っちゃってさ。まいっちゃうわね。ま、わたしにはそんな人いないし、こうなったらなるようにしかならないでしょ。ってわけで、わたしは働いてるわけ。あっ、ごめんなさい、愚痴っちゃって。

「着ぐるみ子チョコボ：　ひとりになっても頑張るでちゅ」
　新しい商品も入りましたよ。中身は内緒ですけど。
　世界がこんなんなってもやめられない僕って……。
　あんたも物好きね。外があんなだってのに、こんなところに来て……って、あたしもか？

　あっ、久しぶり〜。元気だった？　なんか外はすごいことになってるじゃない。ここも寂しくなっちゃったけど、レーサーたちの燃える魂は止められないわ。どう、久しぶりに乗ってみる？　自分のチョコボ、持ってるんでしょ？

　登録を頼む

　どれを出そうか？
　じゃあ、そのランク○○のチョコボを登録するわね。

　ああ

　コースはロングとショートがあるけど、どっちにする？（ショート／ロング）
　ねえ、クラウド、たまにはわたしにも乗らせてくれない？（いいよ／だめ）
　おう、クラウド、たまにはオレ様にも乗らせてくれよ。（いいよ／だめ）
そうそう、レーサーは券を買えないけど、勝てば、その組みあわせのアイテム券がもらえるのよ。頑張ってね。［２回め以降：　頑張って行ってらっしゃーい］

　やめる

　乗りかた聞く

　あら、忘れちゃったの？　まあいいわ、オホン！（後略）

やめる

勝利
　勝った！
　おめでとう、一着よ。
［ランクアップ：　それと、チョコボのランクが上がったわよ。次からそのチョコボは○○ランクよ］
［Ｓランクアップ：　すごいじゃない。もうＡランクでも敵はいないって感じかしら？　ふふ、でもね、じつは、そういうチョコボが集まっているランクがあるのよ。オホン！　次からそのチョコボは……Ｓランク！　ジョーも大抵はここで活躍しているの。頑張ってね］
［Ｓランクアップ（二度め）：　すごいわね、次からそのチョコボもＳランクよ］

敗北
　負けた……。

　すごいわ……Ｓランクでそんなに勝ってる人って、ジョー以外では初めて見たわ。ご褒美に、わたしからプレゼントあげちゃう。

　その曲なら、楽譜があるわ。あれ？　ちょっと待って！　楽譜のあいだになにか挟まってる。
『ティファよ。この村はいったいどうなっているのだ？　あれは幻、それとも夢だったのか？
いや、そんなはずはない。私ははっきりと憶えている。炎のなかから無事な者を救い出そうとしたが、力及ばず……怒りに燃えた私はセフィロスを斃すべく魔晄炉へ向かった。
セフィロスの姿は見えなかった。その代わり、魔晄炉のなかで倒れていたティファ、おまえを見つけたのだ。セフィロスを斃すよりも、おまえの命を救うほうが大切だと私は考えた。魔晄炉のなかにはほかにも何人かまだ息のある者がいたのだが、救うことができたのはおまえだけだった。
魔晄炉から出ると、神羅の部隊が到着したところだった。指揮を執っていたのは、確か宝条という科学者だったと記憶している。宝条は「少しでも息のある者は実験用に集めておけ」と兵士たちに命令していた。なんの実験だか知らないが、可愛い弟子を渡すわけにはいかない。
私はおまえを背負って山をくだり、そして村を出た。私は道中何度もおまえにケアルをかけつづけ、おまえの命を救ってくれる医者を求めてミッドガルをめざした。あの街は好きではないが、私のケアルだけではどうしようもなかった。
ミッドガルの信頼できる医者におまえを預けて、私は再び旅に出ることにした。おまえのことは心配だったが、ひとつの場所にとどまっていられないのが私の性分だ。傷はすっかりよくなっただろうか？　元気にしているだろうか？　あれから何年が過ぎたのだ？
私はふらりとこの村に戻ってきたが、正直なところ、驚いている。村はもとどおりだが、黒い服の不気味な者たちがうろついている……神羅の臭いがぷんぷんするが、私は深追いするつもりはない。逃げていると言われればそれまでだが、神羅に関わるのはもう嫌なのだ。
さて、ティファ、この家の者が戻ってこないうちにここを立ち去らなくてはならない。時間はなさそうだ。おまえは必ずこの手紙を見つけるに違いない。それを信じてここに私からの贈りものを隠しておく。きっと役に立つだろう。直接渡したいところだが、弟子に老いた自分を見られるのはつらい。もう私はジャンプさえできなくなってしまった。
私の技、おまえが磨きあげてくれることを願っている。最愛の弟子へ。ザンガン』

　ほーら、餌だぞ〜。

　お！　あった、あった。　これに着替えろよ。ちょっと臭うけど、ま、贅沢は言うな。結構似合ってるぞ。さて……。

　おい！　おっさん！　ミッドガルはまだか？
　うるさい！　乗せてやっただけでもありがたく思え！
　なあ、ミッドガルに着いたら、おまえ、どうする？
　………。
　おれはあちこちにあてがあるんだ。みんなの世話んなって……あ、どの女の子も親といっしょに住んでるのか……そりゃまずいよなーあ？
　………。
　ダメだ……作戦チェンジ。うーん……なにをどうするにしても、とりあえず金だよな……商売でも始めるか。な、クラウド、おれにできる商売って、あると思うか？　なあ、おっさん！　なにかおれにできるような商売知らないか？
　なに言ったんだ。若いんだろ？　なんでもやってみろ！　若いうちはなんでもやってみるもんだ……若いうちに苦労してなあ、自分の道ってやつを探すのよ。
　なんでも、だってよ。そんなこと言われたってな……あ！　そうだよな！　おれはほかのやつらが持ってない知識や技術をたくさん持ってるんだよな！　おれ、決めたぞ！　おれは『なんでも屋』を始める！　おう！　ありがとよ、おっさん。
　あんた……俺の話、ちゃんと聞いてたのか？
　おい、おれはなんでも屋になるぜ。面倒なこと、危険なこと、報酬次第でなんでもやるんだ。こりゃ、儲かるぞ〜。な、クラウド、おまえはどうする？
　だから……そうじゃなくて。
　う……ぁぁあ……。
　……冗談だよ。おまえを放り出したりはしないよ……友達、だろ？　なんでも屋だ、クラウド。おれたちはなんでも屋をやるんだ。わかるか、クラウド？

　こいつ、どうします？
　ああ……うあぁぁぁ……。
　……これはダメだな。放っておけ。

　絶壁のむこうにバリアができて危険だ！　迂闊に近づかんほうが賢明だぞ。

　もう絶壁には行けないぞ！　諦めるんだ！