FF7 MEMORIES

　神羅は世界各地のヒュージマテリアを上のジュノンに集めているらしいんじゃ。わざわざジュノンに集めるということは、飛行機を使いたいんだろうね。それと、最近、神羅の船の出入りが多いと思ったら、ジュノン近海の【海底魔晄炉】に行ってるようなんじゃ。神羅は魔晄炉のヒュージマテリアを運び出そうとしているんじゃないかね？
　わしゃ、昔、神羅が海底に長〜いパイプを造っていたのを見たことがある！　海底魔晄炉なら、たぶんそのジュノンから繋がっている海底パイプを通って行けるはずじゃ。

　誰なの〜?　お兄ちゃん！　ばかばか！　心配したのよ！　やっぱりライフストリームに？
　ああ、そうなんだ。
　もう、気をつけなきゃダメよ！　わたしのお婿さんになる人なんだから。

　いま、神羅軍はここジュノン海底魔晄炉のヒュージマテリア回収ミッション中でさ！　無事回収したらこの空港に運びこまれるんだ。邪魔にならないうちに早く立ち去りなよ！　えっ……俺？　俺も邪魔にならないようにここで見物ですよ。

　回収後、このエアポートにヒュージマテリアが集められ、ゲルニカでロケット村へ送られる手はずになってる。気を抜くな！
　とうとう、ここジュノンの【海底魔晄炉】のヒュージマテリアも回収作業に入ったか。

「気のせいかもしれないけど……なにか物足りなくないか？」

　む？　帰ってきたな、物知り自慢！　よし！　入ってよろしい！

「うっし！　訓練の成果を見せちゃれ！　全員とっつげき〜！」

「こ、こりゃー！　そっちは海底魔晄炉！　逃げんな〜！」

「生き残ったほうが彼女とデートできるってのはどうだ？」
「よし、のった！　でもよ……ふたりともやられた場合は……」
「おっと！　そりゃ、言いっこなしってやつだ！」

　ドキドキ……（キッ〜！　よくも……わたしのファンを減らしたわね！）

「さあっ！　お仕事！　お仕事！」
「ふぁ〜……寝不足！」
「ジュノンばんざい〜！」

　き、貴様はクラウド！

「ヒュージマテリアは渡さん！」
「やはりヒュージマテリアを狙ってきたか！」

「ヒュージマテリアが！」

　ひと足遅かったか！
　さっきの潜水艦で運ぶつもりよ！
　先まわりすれば、間に合うかも……。
　あ〜！　ゲーセンキャッチャー！
　ちょっと先に潜水艦のドックがあるんですわ。
　出遅れたな……。
　そうは問屋が卸すかってんだ！　この野郎！

「間に合ったか？」
「なにしてる、と。おまえも積みこみを……クラウド!?」

　ヒュージマテリアの運搬なら、オレたちがやらせてもらうぜ。レノさんよ」
　ぎりぎり間に合ったってとこね。
　手伝えって？
　アタシは肉体労働なんかや〜だ〜。
　断わる……。
　オレ様のギャラはちーっとばかり高いぜ。

「俺たちに渡すか、ルーファウスに届けるか……どうする？」
「あいにく、貴様らと遊んでいる暇はない、と。いまはヒュージマテリアが最優先だ、と！」

「し、しまった！　潜水艦が！」

　チッ！　時間稼ぎだったのか？
　は、早く追わないと！
　でも、相手はもう海のなかだよ。
　!?　ヒュージマテリアが！
　あぁーあ、行ってしもた〜……。
　手段は……なくもないな。
　慌てなさんなって！　あいつをちょうだいしちまおうぜ！

「お、おのれ……！」

「艦は渡さんぞ！」

「潜水艦が欲しけりゃ、力ずくで奪ってみな」
「ああ……先輩！　そんな強気な発言は……」

　行くぞ、クラウド！　オレに続け！　ケッ！……なんてな。憶えてるか？　最初はオレがリーダーでよ！　なあ、あの列車に乗ってからよ、ずいぶん遠くに来たもんだ！　変わっちまったぜ、あれやこれやとよ。

「こりゃ！　こりゃ、いかん！」
「もうあとがないであります！　自分は死にたくないであります！」
「自分は悔いが残るであります！　一度も実践でスペシャルポーズやったことないであります！」
「うっし！　この戦いに初勝利し〜！　見せつけちゃれ！」
「はっ！」
「最後の訓練始め〜！」
「はっ！」
「待たせたな！　思い残すことはないっ！　とっつげき〜！」

　うーん……。

　バトル

　行くであります！
　見本を見せちゃる！
　隊長、もうダメであります……。
　まだスペシャルポーズが……。
　んが〜、やられた〜……。

　捕虜にしとく

「誰か、すまない……おれ、もう限界なんだ。この狭さ、揺れ、エンジン音……」

　ピコピコしやがって！　どうやって動かすんだ？
　どうしよう……潜水艦奪っても、動かせない。
　オイラの足じゃ動かせないよう。
　アタシも、もうダメ〜。諦めちゃおうよ。
　あかん！　シートに坐られへん！
　急がねば、レノを取り逃すことになる。
　クッソーイ！　オレ様は空飛ばねえとダメなんでい！

　ほら！　適当にさわっていればなんとかなるよ。ねえ、クラウド？　操縦してみたら。ほら、運転すると酔わないって言うでしょ。
　動いたよ！　クラウド、やってみてよ！
　あっ〜！　動いちゃった！　こりゃ、さいて〜！　クラウドう、なんとかして！
　動いたようやなあ〜！　クラウドさん、あとは頼んますわ。
　どうやら、動きはじめたようだな。私は機械に弱い。よろしく頼んだぞ。
　こんなもんはこうすりゃ！　ほうれ〜見ろい！　あとは頼んだぜい！

「そうだな……動かしてるほうが気が紛れる。ここは俺に任せてくれ」

　心配すんな！　止まっちまったら、オレがぶっ叩いて直すからよ！
　頑張って、クラウド！
　クラウド！　やってみてよ。
　息止めてるから、早く早く〜！
　クラウドさん、安全運転してや〜。
　オレ様はここで見物してらい！

　こりゃ！　き、気安く話しかけんな！
　ありがとであります！　捕虜にしてくれて、自分は幸せであります！
　潜水艦の操作は難しいでありますよ！　自分はちんぷんかんぷんであります！

　さて、どうするか？

　操作説明を見る

「潜水艦の操作マニュアル・初心者編：　ボタン配置（中略）。ミッション指令、現在ジュノン海底にはヒュージマテリアを積んだ赤いボス潜水艦を護衛するため、神羅海軍潜水艦隊が潜行しているもよう。また、海底には機雷が多数配置されていることを確認。海底の様子は神羅特製ソナーレーダー画面を通じてしか知ることはできない。潜行している敵潜水艦はソナー範囲内に捕らえない限り、認識不可能だ。発見した敵潜水艦を正面に捕らえ、「ロックオン！」□ボタンで魚雷を打ちこめ！　レーダー画面上、伸び縮みする光の柱の上に表示されるのが機雷だ。機雷への接触は大きなダメージとなるので注意！　クリア条件、ヒュージマテリアを積んだ赤いボス潜水艦の撃破！　タイムリミットは十分！　ワンポイントアドバイス、１、敵潜水艦を正面に捕らえよ！　２、ロックオンマークが赤く点滅したら魚雷発射！　３、赤いボス潜水艦を集中攻撃せよ！　４、敵を見失ったらＲ１ボタンの全体レーダーで捜索！」
「潜水艦の操作マニュアル・中級者編：　レーダー画面の見かた。レーダー画面上、伸び縮みする光の柱は柱の上に機雷が潜んでいることを表わしている。柱を避けつつ、敵潜水艦を背後から捕らえ、確実にロックオンするのが基本戦術となる。画面下の横ゲージは潜水艦の耐久力を示す。画面右の縦ゲージは潜水艦のスピード。そのほか各種警告の意味は以下のとおり……。WARNING…近くに敵潜水艦発見！　ALERT…接近する魚雷発見！　MINE…近くに機雷発見！　CONFLICT…海底に衝突。バックまたは転回せよ」
「潜水艦の操作マニュアル・マスター編：　ロックオンの外しかた。ソナー範囲に捕らえた潜水艦を画面中心部から外すとロックオンがリセットされる。敵の魚雷に追われたとき、最高速度でシフトアップし、△ボタンを押しつづければ、さらに限界値までスピードアップ！　魚雷をかわすことが可能！……以上、では健闘を祈る！」

　席に座る

　準備は完了だな……。（操作説明を見る／ミッション開始！）

　そっとしておく

「このスイッチか……？」
「メインビューアスクリーン、オン。画面モードを切り替えます」