モンスター集めにＦＦ１３−２

渡る世間は鬼ばかり

Ｃ：　「というわけで、フラグメント回収の戻り旅に出たはずが、ここはビルジ遺跡AF100。ワイルドオーパーツで来た新しい世界だ。雪が降ってるから05年で受けた依頼の花が見つかるかもな」
Ｚ：　「それにしても、寒いなら服着ろよ」
Ｓ：　「まったくだ。モーグリばかりが張り切っておる」
Ｃ：　「ここはモンスターやっつけるだけでいいのか？」
Ｚ：　「ってか、普通に探索するだけで終わりそうな世界だけどな」
Ｃ：　「行くぜ。あれ？　チョコボの色が違う……赤いボディに青い尾っぽ。なあ乗せてくれる？　え……？　暴れん坊チョコボってなんだよ、おまえ」
Ｚ：　「乗ってると、どんどんギサールの野菜食われるってよ」
Ｃ：　「なんだと、おれの食糧を！」
Ｓ：　「……やはりチョコボか」
Ｃ：　「もういい、おまえには乗らん！」
Ｚ：　「って、どんなモンスターが出るか」
Ｃ：　「そんなことで怯えていたら、このゲームはやっていられない！　って、マンチキゴブリン！」
Ｓ：　「そんな名前だったか？……まあとりあえず、結構、手ごわいものだな」
Ｃ：　「くそ、ゴブリンごとき！」
Ｚ：　「って、毎回言ってるし」
Ｃ：　「ふう、先制取っても★４つか……この世界のモンスター、手ごわいといえば手ごわいな。トンネルには――」
Ｓ：　「ボムか」
Ｃ：　「ぎゃー、自爆やめて、自爆は！　ぐはっ」
Ｚ：　「それでもなんとか勝つから不思議だぜ」
Ｓ：　「またいきなり難易度の高い世界に来たものだな」
Ｚ：　「ワイルド・オーパーツで通じるゲートはそういうとことばっかりなんじゃねえ？」
Ｃ：　「トンネル内は結構、危険だ。やっぱり狭いところより外の通りを……！！？！？！？」
Ｚ：　「今度はなんだよ」

Ｃ：　「とんべりーーーーーーー！」

Ｓ：　「リスタートを切れ！」
Ｃ：　「いや、とりあえず挑戦！――って、いきなり包丁やめろ！　セラ一撃死！　くそ、トリニティユニオン！　補助とジャマーと回復に専念！」
Ｚ：　「ってやってるとさあ……」
Ｓ：　「時間をかければかけるほどトンベリの恨みが増幅されていくのではなかったか？」
Ｚ：　「そうそう、トンベリだけは時間かけちゃいけねえ」
Ｃ：　「うるさい、と、とにかく、セラ以来、まだ戦闘不能には……なって……ないし！」
Ｓ：　「………」
Ｚ：　「………」
Ｃ：　「こなくそっ！ 　って、あれ？　なんだ、トロフィー？　ナントカの指揮者がどうした、そんなのはどうでもいい、とにかくトンベリを斃させてくれ！」
Ｓ：　「おい……５分経過」
Ｚ：　「そしてトンベリのHPは相変わらず満タン……ってか、そいつ、普通のトンベリじゃないんじゃねえ？」
Ｓ：　「ドン・トンベリ。トンベリの親分ということではないのか？」
Ｃ：　「でも、でも、まだ全滅してないんだ！」
Ｚ：　「つってもさあ」
Ｓ：　「全滅せずとも永遠に斃せんぞ、それでは」
Ｃ：　「なんでだ、隙見て攻撃パラダイムにも切り替えてるのに、どうしてHPが減らないんだ、このトンベリ！」
Ｚ：　「なにかが足りないんだよ」
Ｓ：　「とりあえず、ここは退いて、ブレイクに持ちこむための効率的な方法をじっくり考えろ」
Ｃ：　「がっ……」

GAME OVER……