ラプソディア・ＳＺＣプレイ記

そうして遊びは続く

Ｃ：　「さて、オベル遺跡を掘りまくったので４周めも終わり、５周め――」
Ｚ：　「さすがにいいかげんにしろと」
Ｃ：　（無視）「どうやらレベルアップ時に得意属性に乗っているとステータスの上がり幅が大きくなるようなので、試しに今度は《必ず》得意属性上で攻撃、という縛りを課しています。それでレベル50まで育てて比べてみる」
Ｓ：　「それは縛りというのか」
Ｃ：　「縛りも縛り、キャラの組みかたを考えないとめっちゃくちゃ難しい。例えばひとりだと、たった１HP与えるだけで斃せると思うのに、地面の色が変わってないと陣を敷く手間がかかる。敵より素早く二回行動できればいいけど、大抵そんなことはない。すると敵はどっかに逃げて、最悪、全回復されてしまったりということが多発。特にライオン父ちゃんのときは苦労した」
Ｓ：　「組みあわせを考えずにやっとるからだろうが」
Ｃ：　「そりゃレベル低いのから出すっていう癖はあるけどさ、特にシナリオ初期だと同じ属性のキャラをそろえるなんてほぼ不可能だよ。せいぜいアンダルクにリタをくっつけるぐらい」
Ｚ：　「リタじゃあ、護衛にもならねえんじゃねえの？」
Ｃ：　「いちおう使えるようにはしてるよ。最高装備、アクセサリ補正、アンダルクも割と遅いからなんとかなるもんだ。で、今度は４様も例外なくみんなといっしょに平均的に育てているんだけど」
Ｚ：　「けど？」
Ｃ：　「バトルに出す回数が、めっちゃ激減」
Ｓ：　「以前が使いすぎだったのでは」
Ｃ：　「そうじゃない。みんなと同じようにってことは持てる能力をめいっぱい出して戦えってことで……一回行動するごとにほとんどレベルアップしてしまうんだ。それも大抵、２レベルアップ。陣敷き以外、獲得経験値が1500を切ることが滅多にない」
Ｓ：　「……罰紋か」
Ｚ：　「罰紋で三体四体、いっぺんだもんな」
Ｃ：　「そう、一回戦闘に出すと５レベルぐらい楽にあがるから、ほかの連中の足並みがそろうまで派遣に出すしかなくなるという……おかげで違う意味で使えないよ、４様……現在、グラスカに突入というところだけど、これまでモンスター退治のときと、シメさん救出のときの二回だけしかお目見えしてないんだ……くすん。魔力強すぎるのがいけないのか……イスカスの腕輪を外すかなあ……やっぱり海賊王セットのほうが似合うかもしれない」
Ｓ：　「戦闘に出しておいて突っ立たせるだけでは満足できんのか」
Ｃ：　「だから持てる能力を全開で！　そのときにそのキャラができる最大限のダメージを狙うっていう心情的縛りだよ。そこには獲得経験値の計算などない」
Ｚ：　「わかった、わかった、まあそりゃ寂しいだろうけどな。４様はイベントにも顔出してくれないし」
Ｃ：　「そうそう、夜イベントはもう見つくしたらしい。見たことのあるものばかりになってきた。クエストも、最初にチープー貧乏路線をクリアしてしまったおかげで、２周めですでに全履歴載ってしまっているし――その履歴の派遣クエスト三分の一が４様で成功してるってところが、なんだか悔しい」
Ｚ：　「さすがに飽きてきたか」
Ｃ：　「そうでもない。やっぱり、ぽちっと電源入れてプレイしはじめると面白いんだ」
Ｓ：　「いずれにしても、あとは最強装備を全員に支給できるほどの掘りまくり周回プレイしかないわけだな」
Ｃ：　「いや……まだ協力攻撃とか見つかってないのがあるような気がして……そうだ、やっと美青年攻撃を見つけたんだ。アンダルク、クープ、ロジェ！　全員ラプソキャラ、海賊たちが降板させられてたのは盲点だったよ……っていうか、配置はともかく、ターンをそろえるのがめっちゃ難しいんですけど、こいつら！　ロジェは任意参入キャラだし……ともかく、使ってみても瀕死のガイコツ一体をやっただけだったので、強いのかなんなのかようわからん」
Ｓ：　「協力攻撃の多さは魅力のひとつだとは認めよう。しかも、しばらくそのキャラたちを使ってみなければわからないというところにハマり要素があるということか」
Ｃ：　「だね、それと戦闘会話がまだ残ってると思うんだ。キリルと４様やセネカ＆アンダルクを見る限り、ひとつの組みあわせにつき五種類ぐらい会話があるようで」
Ｓ：　「ひとつの組みあわせにつき五種類だと？」
Ｃ：　「たぶん？」
Ｓ：　「単純計算でも400通り以上はあるということではないのか、それは」
Ｚ：　「キリルが会話できるのが五人だっけ？　まあ誰とも会話しないのもいるみたいだけど、平均的にひとり二、三人相手がいると思って……」
Ｃ：　「４様は八人対象いるぞ」
Ｓ：　「だから、４主だけでも40通りの会話があるということだろうが」
Ｃ：　「うう……まあいいや、難しいことは考えないでおこう。ともかくこれ、メモしてればよかったなあ、といまさらながら考えていたりする。でも既出の戦闘会話はもう、以後は聞けなくなるから、ちょっと遅いんだけど」
Ｚ：　「そりゃ、ニューゲームでやりなおすしか」
Ｃ：　「そうか、その手があった！」
Ｓ：　「………」
Ｃ：　「４様の名前も変えたいところだったしな、いいかげん、おれの名前で呼ばれるのも飽きてきたところでさ……幻水４からやりなおしてみるか」
Ｚ：　「おいおい……」
Ｓ：　「また一年がかりで遊ぶことになりそうだな」
Ｃ：　「そう言えば、やりなおしといえば、FF７、８、９をプレイしなくては」
Ｚ：　「またなんだ？」
Ｃ：　「FF７はアイテム99個完遂めざし、FF８はカードコンプリート、FF９は……なにがめざせるかな。宝石コンプリートはやったし……カード育てでもやるか（カードで勝っていると、そのカードがどんどん強くなるらしい）？　でも正直、９はシナリオの半分以上キャラを選べないという不自由さが――いや、全体的な自由度は10よりはましなんだけど……っていうか、FFナンバー、どんどんシナリオ重視になってないか。いやまあ、それはいい」
Ｓ：　「とにかく、FF９のやりこみといえばオズマだろうが」
Ｃ：　「あ……」
Ｚ：　「いまだに斃してねえのかよ」
Ｃ：　「だって……うう、オズマのターンスピード無視はどうにかならないのか。コマンドを探すのがFF９の場合、難しいんだよ！　キャラごとに魔法や技の配置違うし！　ダガーのレイズ探して十五秒ぐらい無駄にしたり……FF８でもたまに魔法がどこにあるのか探すから、きっちりメニューで並び順を統一していなくては気がすまなくなった今日このごろ」
Ｓ：　「……アクティブでなく、ウェイトにすればいいのではないかと」
Ｃ：　「そんな、ぬるいことを！」
Ｚ：　「いやいや、そんなに探すぐらいだったらウェイトにしとけ」
Ｓ：　「おのれの力量を知るべきだな」