ラプソディア・ＳＺＣプレイ記

懲りもせず（１）

Ｃ：　「ペースは落ちたけど、相変わらずラプソをやっています」
Ｓ：　「ふん、４主無双でな」
Ｚ：　「シグルド無双もあったな」
Ｃ：　「いや、キリルも無双入り」
Ｓ：　「ほほう」
Ｃ：　「スウィングスキルつけたら、４様並みの攻撃力を見せるんだ。すごい、すごい。キリルの武器――黒白だっけ？　あれで斬られると痛いだろうに、３回も４回も……ああ、思わず敵にご愁傷さま。合掌」
Ｚ：　「ああ、そうかい」
Ｃ：　「というわけで、あとラスダンというところでオベル遺跡通勤に入ったわけですが」
Ｚ：　「もう、ラスダン!?　ペース落ちたんじゃないのか！」
Ｃ：　「だって、２周め以後はイベント全カットできるんだもん。シナリオはすっとばしてるし……おかげで、クリアデータ立ちあげてクールーク上陸まで二時間という驚異の早業。今回モンスター退治もほとんどやらずに来たので、ラスダン手前でキリルも４様もレベル32にしかならなかったという低さ。いまは40まであげたけどね」
Ｓ：　「そして飽きもせず、オベル遺跡を掘りまくっていると」
Ｃ：　「うん。で、２周めはいろいろと面白いことを発見しているので、ちょっと息抜きご報告」
Ｚ：　「まずは？」
Ｃ：　「４様カニイベントで、自由奔放な４様とカニ連中を引き離すようにキャラを配置して、さあ攻めまくろうとしていたとき、最愛のカニに近づけなくてキレた４様……」
Ｓ：　「……なんだ？」
Ｃ：　「キリルごと範囲、諸刃の剣ぶっ放しやがった」
Ｚ：　「………ええと……NPCが？」
Ｃ：　「べつにぐうたらが操作してるからってわけじゃなくて、基本的に４様、カニを手に入れるためにはなんでもすると証明された瞬間だ。キリルじゃなかったら絶対離脱してるよ」
Ｓ：　「……そうか」
Ｃ：　「そんなこんなで、４様を仲間にしてしょっぱな、スノウイベント戦で『しまった！』と思ったこと」
Ｓ：　「なにか問題が？」
Ｃ：　「諸刃の剣が最初からスペルレスだったことだ。大抵の戦闘は４様が真っ先に動くし、初手じゃ三匹しかターゲットできないんだよ。そして１周めのときはキカ姐さんに陣補整させたから威力があがったのに、その暇がなかったことで、せっかくの諸刃の剣も一匹を仕留めるだけにとどまっちゃったという破目に」
Ｚ：　「速度とタイミングの問題か……まさか、あの神がかり的なステータスが罰紋の発動で裏目に出るとはな」
Ｃ：　「ほかのキャラについては、スキルがＳやＡが最初からあってよかった♪っていう感じなのに……どうして４様からスウィングを取りあげることができないんだろう」
Ｓ：　「取りあげたら最強さがなくなるからだろう」
Ｃ：　「その最強が手に負えないんだよ。戦線がばらばらになる。というわけで、これまではアクセサリはいっさいつけず、罰紋使うときだけ陣敷きするというペナルティを課して、なんとか足並みをそろえさせてきたんだ。で、いよいよオベル遺跡に棲み処を移すというところでアクセサリを解禁。キリルも強くなって、皇王の指輪装備で肩を並べられるぐらいになったし」
Ｚ：　「皇王の指輪？」
Ｃ：　「グラスカ宮殿のＳランク賞品だ。いちおう、Ｓランクは取り逃しなしで来てる。そうそう、グラスカの門をもらったので、そんなでかいもの、ダリオぐらいしか担げないだろうと試しに持たせてみた。速度に魔防、回避が１になったのにはびっくり。いくらもともと低いダリオでも、これはさすがに可哀相じゃないかと、４様（Lv.35）に諸刃の剣をやらせてみたら見事にダメージ1600」
Ｚ：　「浴びせるなよ！　なんでダリオがそんな罰を受けなきゃならないんだ」
Ｃ：　「みんなのごはんを盗み食いした罰だ。その犯行は戦闘会話で発覚した。まあそれでも、火炎の矢を受けただけで離脱してしまうのではしょうがない。グラスカの門は対ゴーレム戦での囮装備と相成りました」
Ｓ：　「あのパンチを受けるだけ受けさせるわけか……」
Ｃ：　「おとりは陣敷きさえあれば４様でもキリルでもできるけど、まあそういう役どころがダリオのキャラじゃないかなってことで」
Ｚ：　「どうやら、いろいろ装備も増えたみたいだな。組みあわせが楽しいんだろう」
Ｃ：　「うん、特にアクセサリの効果はすごいね。レベル35の4様に力帯と狂戦士のベルトつけたら、この段階で力101。ダメージ500、600、楽に叩き出すんだ」
Ｓ：　「……確かレベル50で力78になるのではなかったか、４主は」
Ｃ：　「うん、レベル50カンスト、非武装状態で力78、技77、回避64に直防53、魔防64、速度は驚異の85！　まあ魔力は魔法専門キャラじゃないから58止まり、運は普通に41」＊２周めにレベル50にしたところ、技が83、速度が80に下がるなど、ほかにも数字が変わってました。ランダム？
Ｚ：　「前回、わざわざ装備剥いでメモしたんかい……」
Ｃ：　「もちろん。そうそう、驚くなよ、スノウが……まあこれはレベル39のデータだけど、技が62、速度63」
Ｓ：　「ほほう、なかなか素早いクリティカルキャラというわけではないか。力と防御系を装備で補佐してやれば……」
Ｃ：　「だからスノウは強いんだって。再移動がないキャラをないがしろにするなよ」
Ｚ：　「ただし、魔防が22、運が17」
Ｃ：　「あっ、勝手にメモを見るな」
Ｓ：　「そのもらい泣きしそうな運の低さは……」
Ｃ：　「むろん狙われやすさと死亡のしやすさに影響してくるだろうけど、強いことに変わりはない！」
Ｚ：　「で、キリルは？」
Ｃ：　「キリルは当然、主人公特典のステータス。平均的に全部高く、突出した数字はなし。前回はレベル35までしか育てなかったから、このあとどう育つかはわからないけど、このままの数字でレベル50を想像すると……HPと運以外は、ほんのちょっと４様のステータスには届かないかな。特に速度は……いや、４様の速度のほうが反則なのか」
Ｓ：　「……無駄なことに時間を割いているとは思わんのか。贔屓キャラが強くなるのを見るのは楽しいだろうがな」
Ｃ：　「えっ、ラプソディア、みんな楽しみだぞ。例えばララクルとか……あの可憐な姿での拳の迫力は、どこかティファを思い出し……ぞくっ」
Ｚ：　「ララクルって、クエスト本部の窓口の女の子だろ？」
Ｃ：　「鬼だよ。いくら４様でも、あの子に殴られたら一撃死に違いない。その彼女がまさか、あんなに脈絡なく『仲間になった』と突然出てくるとはびっくり仰天。思わずリセットして、スキップしたイベントを見返してしまったよ。変わらなかったけど」
Ｓ：　「新たな仲間か……」
Ｃ：　「そうそう、１周めでクエストが出なかったから再会できなかった傭兵隊の四人も、じつはいま仲間にいる。例の４様の宿敵かと思ったやつらだよ」
Ｚ：　「えっ、あの連中、仲間になるのか？」
Ｃ：　「うん。苦労したけどね。果たし状受けて行ってみたら、やっぱり強い、強い。隊長の水魔法で沈黙にされたうえ、赤、青傭兵の魔法剣攻撃を連続で受け、炎陣でHP１にされた状態の４様」
Ｚ：　「うは、さすがに離脱？　回復縛りはしてるんだろ」
Ｃ：　「うん。だからもう、離脱覚悟でそのまま隊長を攻撃させて……でも生き残ったんだよな。どこまでも、しぶとい４様。というわけで、傭兵隊長が、『こうなったら……仲間にしてください、お願いします！』と言ってきたので、飯を作ってもらっています」
Ｓ：　「なにかというと飯炊きに使うな」
Ｃ：　「でも金欠で武器も鍛えられないので、こいつらレベル30だけど、まだ使ってないんだ。未知数」
Ｚ：　「ふーん、でも強そうだよな」
Ｃ：　「うん、あの４様を二度も瀕死に追いこんでくれたやつらだからな。ちょっと期待している」