ちょこぼのパルス探訪

ホープ贔屓

Ｚ：　「というわけで、さくさくと、テージンタワーもあっというまに駆けのぼったってところなんだが」
Ｃ：　「さて、今度は一気におりるか」
Ｓ：　「前回は、このミッションは無視したのだったな」
Ｃ：　「うん。面倒臭そうだったから」
Ｚ：　「確かに面倒臭い――って、終わってるし！」
Ｃ：　「おかしいな。六死将だろ？　もっと手応えのあるやつじゃないのか、こいつ？」
Ｓ：　「……おい、いつのまにホープの武器を改造しているのだ、おまえは」
Ｚ：　「あっ、ほんとだ。魔法攻撃が物理の倍以上になってる」
Ｃ：　「え、いや、だって……」
Ｓ：　「贔屓ではないか！」
Ｚ：　「道理でタワーで出てくる物理防御のすごいあいつを、あっというまに斃したと思ったら……でも改造するなら、攻撃使うファングや姐さんの武器だろ」
Ｃ：　「だ、だからさ……ホープくんのブラスターは気持ちがいいほど強くて……ええと、せっかくガ系覚えたしさ。だから……」
Ｓ：　「ほれ、ライトニングの武器を――」
Ｃ：　「姐さんのはライオンハートを改造したいんだ！　一周めであんな終盤に手に入るとは思わなくて、どれだけ改造しまくったことを後悔したか」
Ｚ：　「じゃあ、ファングのだけでも」
Ｃ：　「だから――ぼそぼそ」
Ｓ：　「なにをぼそぼそ作戦しとる」
Ｚ：　「ほれほれ」
Ｃ：　「だから現時点で、ヒヒイロカネがもうないんだよ！」
Ｓ：　「………」
Ｚ：　「……あ、そう……」
Ｃ：　「なあ、どうしても姐さんの武器鍛えたかったら、平原戻って、ここ掘れチョコボやるぞ？」
Ｓ：　「なぜチョコボ」
Ｃ：　「チョコボで金塊を掘りまくり、素材を一気買い――」
Ｚ：　「チョコボで遊びたいからって理屈つけんな。それより、とっとと12章進んでプレミアムチップ狩りしろ。ヒヒイロカネなんか13章でいくらでも狩り放題だ。そのほうが時間の無駄にならずにすむだろ」
Ｓ：　「ゲームをやっていること自体が時間の無駄ではないのか」
Ｃ：　「無駄じゃないぞ、楽しいからな。でも武器やアクセサリ改造は、なんか苦行でしかないんだよな……」
Ｓ：　「素材が多すぎて、わけがわからんだけだろう、おまえ」
Ｚ：　「アルティマニアも、そのページ見て一瞬で閉じたよな？」
Ｃ：　「うう……あんな細かい表っていうか……数字怖い、数字怖い」
Ｓ：　「相変わらず、おばかだな」
Ｃ：　「なんだと！」
Ｚ：　「はいはい、そこまで」