ちょこぼのパルス探訪

か、カメ…！

Ｃ：　「……か、カメ……」
Ｓ：　「……やはり親ガメはクリア前では無理だったか」
Ｚ：　「相変わらず足踏み一発、か。文字どおり、手も足も出ないな」
Ｃ：　「ちくしょう……」
Ｚ：　「アルティマニアに載ってる方法を試してみたら？」
Ｃ：　「ヘカトンケイル呼ばなきゃならないんだぞ？ それよりもディフェンダーを最強に鍛えて、初動グレートウォールで足踏みしのいでみるとか、いや、でもあの図体で吼えられたら……アクセサリはええと……ダル防御必須か？　でも相手が相手なだけに、HP補助外せないな。あの足踏みをHP満タンでなくてもしのげるようにならないと……それが無理となったらどうすればいいんだ。っていうか、そもそも、おれはいだまに、あいつの技を足踏み以外見ていないから、ほかにどんな攻撃してくるのやら……。うう、こういうときに、FF８の【ぼうぎょ】が欲しくなるんだよな……ぶつぶつ」
Ｓ：　「……あくまで召喚獣縛りか」
Ｚ：　「意地張らねえでさあ……」
Ｃ：　「よし、いまは仕方がない。だが、いつかおれは戻ってくるからな！　その甲羅を剥がして鍋代わりに、最後の最後まで出汁を煮出してやる！　憶えてろ！」
Ｓ：　「で、アイテムは無視か」
Ｚ：　「いま取っちまうと、もういっぽうのアイテムがなくなっちまうし。いちおう完全とは言えないまでも、トレジャーコンプをめざしてるみてえだし」
Ｓ：　「なるほど……トロフィーか？」
Ｚ：　「いいや、トレジャー回収率あげても、なんもいいことねえよ」
Ｃ：　「トレジャーというものはお宝だ！　それだけで価値があるじゃないか」
Ｚ：　「たまに微妙な金額のギルとか、もう要らんてほど持ってる素材とかだけどな」
Ｃ：　「へえ、そんなこと言うわけ」
Ｚ：　「なんだよ」
Ｃ：　「この姐さんの武器を見よ！　サクリファイスからぶん取った（ぶん取りまくった）ヒヒイロカネで大変身した――アルテマウェポン!!」
Ｓ：　「ほう、きんきらきんではなくなったな」
Ｃ：　「そう、なぜかチョコボとは逆に金から黒へ進化した――じゃなくて！」
Ｚ：　「わかったわかった、ライオンハートも、あり余るほど持ってるはずなのにいつのまにか足りなくなる素材群も、トレジャーから拾ってなきゃ間に合わなかったって言いたいんだろ」
Ｃ：　「そうそう。この世界にお宝を置いてくれている神さまに感謝だ。さて、あの道のむこうに見える、へたばっているロッシュを助けに行くぞ」
Ｓ：　「とどめを刺しに行くのでは？」
Ｃ：　「刺したくないんだよ、おれは」
Ｚ：　「勝手にムービー進んじまうから、どうにもならねえだろ」
Ｃ：　「あーあ……ロッシュ生存ルートが欲しい。シド生存ルートも……あいつが裏ボスとして復活するとか、ないかなあ」
Ｓ：　「こうしてあらためて聞いていると、主人公パーティ以外のサブキャラで生き残るやつはおらんのか？」
Ｚ：　「え、いる……よな？」
Ｃ：　「……クリスタルになったやつしか生き残ってない気がする」