ちょこぼのパルス探訪

逆向きＲＰＧ

Ｓ：　「ラスボスを前にして、なかなか先に進まんな」
Ｚ：　「いちいちパルスに降りちゃ迷子になってるからだよ。だいたいなんだよ、わざわざベヒーモスの集落に突進して全滅作戦やりやがって。なんにもいいことなかったじゃねえの」
Ｃ：　「うるさーい！　おれが何匹のベヒーモスと戦えるのか、ちょっとクレイジーなツボに嵌まっただけだ！」
Ｓ：　「……さて……と、今日はなんの話で埋めるか」
Ｚ：　「これといって、特に目新しいものを見つけたわけでないし、ついにFF13の話題も尽きたってところか？」
Ｃ：　「いや、攻略法とか、結構喋りたいんだけど、どこからなにを話題に持ってくればいいのか」
Ｓ：　「ふむ、ではそうだな……じつは先週、出先で偶然、知人と攻略談義してきたのだが」
Ｃ：　「うん、ヘイストが先かプロテスが先かって話でちょっと盛りあがった」
Ｚ：　「んで？」
Ｓ：　「結論。好きなほうを選べということになったのだ」
Ｃ：　「つまりさ、ヘイストを先にかければプロテスを全員にかける時間も短縮される。これは誰でもわかるよな」
Ｓ：　「したがってついつい、ヘイスト優先にしてくれとAIに叫ぶこともあったのだが……これが強烈な攻撃をしてくる相手だと、のんびり（？）していられない状況に陥るのだ」
Ｚ：　「ああ、敵ももちろん行動しているから、開始早々、かなりのダメージ受けるんだよな」
Ｃ：　「そう、ヘイストを先にかけていると、気がつけば瀕死。攻撃の前にいったん回復ロールに変えなきゃならない手間がかかる。そしてプロテスが間に合わなかったら、回復後、また補助ロールに戻さなきゃならないよな。つまり、余計なターンが増え、そのかんは回復や補助ロールを混ぜた、攻撃力やチェーンボーナスの弱いオプティマで支えることになる。ヘイストがかかっていてもロスが大きいんだ」
Ｓ：　「さて、逆にプロテスをかけていると回復に費やすターン数が格段に減る。またAIエンハンサーが補助をひとつずつ、とりあえず全員にかけるというときは、大抵の場合、緊急に必要なときのほうが多い。それはつまり、ATBゲージがオールコスト溜まるまで待っている余裕がないということだ」
Ｚ：　「そういや、特にプロテスはひとりひとり速攻でかけるよな。ブレイブ、フェイスはまとめてかけることがあるのに」
Ｃ：　「だから、いまはおれ、プロテスに限らず、AIが優先と判断した補助が一種類でもかかったら、大抵、即攻撃に転じてる。自分で判断するより早いからな。誰になにをかけるのがいちばん効率がいいのかなんて咄嗟にはわからないもん。ロールの種類にもよるし。逆にヘイストが出はじめたり、ひとりに集中して強化し出したら、もうそれほど有効な補助はなさそうだと思うことにしてるよ」
Ｓ：　「……それにしてもホープは恵まれすぎだな。器用にも程がある」
Ｃ：　「おれはホープ君を外すつもりはないぞ。小さいからって馬鹿にするなよ」
Ｚ：　「はいはい」
Ｓ：　「誰も小さいことには言及しておらんだろうが」
Ｃ：　「とにかく、どれだけ早く攻撃できるかじゃなくて、AIをいかにうまく使いこなすかがポイントなんだよ」
Ｚ：　「逆に、AIを無駄に遊ばせていると時間がかかるってことか」
Ｃ：　「ライブラ情報は大前提だけどね。少なくとも属性耐久有無は明らかにしておかないと、AIが吸収属性の魔法を放つことににもなりかねない。ちなみに一周め、プラウド・クラッドにひたすらジャマーをかけるという無駄なことをしたのは内緒だ」
Ｓ：　「内緒になっていないぞ」
Ｃ：　「だって、エンハンサー使うオプティマを逆襲の魁（AEJ）しか用意してなかったんだもん！　ライブラした途端、ファングが棒立ちになった」
Ｓ：　「ふ……確かに、ぴたりと止まったな……」
Ｚ：　「いやあ、あのときのことを思い出すと……笑える……」
Ｃ：　「くそ……」
Ｚ：　「ま、まあ……とにかく、AIが思うとおりにしてくれねえって嘆くよりは、だ」
Ｓ：　「むしろいままでのRPGとは逆に、リーダーの行動を中心に考えるのではなく、AIが充分に役割を全うできるように行動するべきだな。例えば、誰よりも先にブレイブをかけてほしいキャラがいるなら、補助をかけるときのオプティマでそいつのロールをアタッカーにしておくとか、戦闘中であれば補助、回復キャラが攻撃でコマンドキャンセルされそうになったら、別の敵を攻撃途中でもリーダーが阻んでおくのだ。ガ系で吹き飛ばしすなどしてな」
Ｃ：　「そうなると、むしろリーダーはおまけか」
Ｚ：　「リーダーこそ臨機応変にＴＰ使えるんだから、それでいいじゃねえの」
Ｃ：　「うん、おまけには福がある」
Ｓ：　「それを言うなら残りものだ」