ちょこぼのパルス探訪

再びのエデン

Ｃ：　「ろおおおおっしゅっ！　ごめんよう……あっ、逃げないでくれ。次に会うとき、またあんたをボコボコにしなきゃならなくなる！」
Ｚ：　「おまえ、なんかひどくねえか、その言いかた……」
Ｓ：　「プラウド・クラッドという名を聞くたびに、嬉しくて全力で打ちこんでしまうのだ。きっとラグナロクが手に入ると信じ……」
Ｃ：　「いま、もう信じてないから。それにあいつは、報復衝動に取り憑かれて攻撃してきたら、フェニックスか星雲でしのげば、あとは楽勝♪……妨害効かない？　強化してくる？　興味ないね。とにかくああいう、でっかいのは、ぶっ叩いて解体するんだ！」
Ｚ：　「……ロッシュって気に入ってるキャラじゃなかったのか？　公僕の鑑だっつってよう……」
Ｓ：　「……いずれにしても、シド戦以降、ボス戦を楽にこなしすぎではないか？　一周めに比べるとあまりにも……アルティマニアのせいではなかろうな？」
Ｚ：　「いや、ここまでのところ、シナリオの章を読んでる暇なかったから。でも、いま読んだんだけどさ、やっぱり今回のFF、アルティマニアは一部の方法っていうだけの指標でしかないぞ。ボス攻略、ミッションや強敵雑魚、どれも、おれらは若干違う方法取ってやってるし。例えば一周めの序盤、ファルシ＝アニマなんか腕から斃していけって攻撃のタイミングまで書いてあるけど、初めてのとき、スノウとサッズが勝手に本体攻撃してくれてたから、ひたすらポーション使いまくって速攻で勝ったっていう」
Ｃ：　「あれ、二周めは腕から先に斃してみたけど、結構、時間かかったぞ」
Ｓ：　「タイミングをアルティマニアどおりにすれば早く斃せるのかもしれん」
Ｃ：　「だがしかーし！　そのとおりにできるとは限らない！」
Ｚ：　「なに威張ってるんだよ」
Ｃ：　「だからさ、必ずしもこの方法がベストっていうのが、あんまりないんだろうってこと。そういうゲームなんだ。だから楽しいんだ。そういうことにしておく」
Ｚ：　「まあ、ともあれ、テージンタワーにしろバルトアンデルスにしろ、遊んでクリスタリウムあげまくってると、ちょっとやそっとのことじゃ死なないよな。ほんとにこのゲーム、10章までは相手より強くなるのが難しいけど、その代わり、11章以降はやろうと思えばチート級になれる」
Ｃ：　「でも、せっかく育てても、ケルベロスとか、グレートウォールとかいうオプティマ使うのは高位か特殊ミッションだけなんだよな。クリアだけなら主要ロールだけで充分行ける。おれ、一周めは手強いのは避けまくって最低限のHPでラスボスに挑んだんだ。たぶん5000行くか行かないかだったか？　ラスボス前の中ボスのほうがリスタートしまくったぐらいだった。だから二周めは強くなって強くなって強くなって、圧倒的な強さを叩きつけてやる。そして……リザルト評価のお星さまはひとつかふたつになるんだろう……くすん」
Ｚ：　「まあまあ、それでもまずはカメのために強くなるんだろ？　ほら、あそこの道路の上で遊んでいる二匹――」
Ｃ：　「わあ、カメだ、カメだ♪」
Ｓ：　「……さっそくアダマンケリスにじゃれつきおって」
Ｚ：　「あれは子ガメのほうだから現時点でも斃せるんだってよ」
Ｓ：　「では親のほうは――」
Ｃ：　「どうせ足踏み一発、即死だよ！　いつかおれは、あいつを召喚獣なしで斃してみせる（できるのかどうか知らないけど）！　だから、いまは子ガメで鍋だ！」
Ｚ：　「鍋にこだわりやがって」
Ｓ：　「どうでもいいが、シンボル接触するとき、どう見ても踏まれているようにしか見えんが？」
Ｃ：　「だって、どうせ後ろから体当たりしても奇襲にはならないんだもん。だったら正面から堂々と踏まれて挑んでやる！」
Ｚ：　「踏まれても踏まれても、ひたすら挑みつづけるってわけだ」
Ｓ：　「そうして雑草のように育ったのだな、あのチョコボは」