ラプソディア・ＳＺＣプレイ記

猫軍団降板

Ｃ：　「新たなマップとなった５階で遊びながら二周めの縛りを考えてたんだけど」
Ｓ：　「……ゴーレムの硬さに泣きながら？」
Ｚ：　「骸骨の回避の高さを怒りながら？」
Ｃ：　「いいじゃないか、苦労するのはあたりまえだ」
Ｓ：　「わかった、で？」
Ｃ：　「２周めの縛りは逆に、陣玉装備不可ってことでいかがなもんでしょうか」
Ｚ：　「なんだよ、それ」
Ｃ：　「いや、ほら、魔法剣の紋章の存在を知ったので、４様につけてみたら、これが便利な陣玉いらず。一属性縛りならこれで充分だなあということで」
Ｓ：　「だがそうすると、序盤では陣敷きが一、二度しかできんぞ。複数の紋章をつけられないというキャラも出てくるだろう」
Ｃ：　「うん、それがちょっと問題だけどな。フレア姉さんから必殺の紋章外したくないし」
Ｚ：　「でもよ、陣玉所持縛りってことになると持ちものはどうするんだ？」
Ｃ：　「もちろん――」
Ｓ：　「魚と饅頭をごっそり持って戦闘しているキリルを想像せんか。やめたほうがいいぞ」
Ｃ：　「おれはなにも言ってないのに……よくわかったな」
Ｓ：　「いまでさえ、４主の装備を確認するたびに、カニ入り肉まん、花まんじゅうと並んでいて妙な気分になるというのに。しかも一度も使っておらん」
Ｚ：　「だいたい、食べものだけ持ってハイキングってゲームじゃねえんだから……今回はゲットしたアクセサリ類が使われずに放置されていることでもあるし、２周めはアクセサリをつけてみると、また効果が変わったりして面白いかもしれないぞ」
Ｃ：　「そうだなあ……」
Ｓ：　「いっそのこと、得意属性縛りというのは」
Ｃ：　「………」
Ｚ：　「あ、いやそうな顔」
Ｃ：　「だって、陣補整なかったら基本ステータス依存、それこそ４様無双になるだろ。だいたい、ステータスをその場で上げ下げするその駆け引きが面白いんじゃないか」
Ｓ：　「前にもそんなことを言っていたな……どのゲームだったか」
Ｚ：　「FF10−２」
Ｓ：　「おう、そうだった」
Ｃ：　「あれも敵への攻撃よりリザルトプレート操作が優先とか、歌って踊っていろいろ考えられて面白かったよ。ただ、ATBは忙しくて……あ、だめだ、ノア死亡。リトライ、リトライ、と」
Ｓ：　「……まだやっておったのか」
Ｚ：　「だから、なんでゴーレム出てくるマップに猫を出すの」
Ｓ：　「猫だけではない……死亡しやすさでは他の追随を許さんスノウまで出ていたぞ」
Ｚ：　「あれ……もしかして、とっくに……？」
Ｃ：　「珍しく今回は離脱だったんだ。『痛いよ…』以外の台詞を初めて聞いた。『すまない…』だったかな。無口な４様にしろ、コンバート組は台詞があっさり気味。そうそう、待機を重ねて暇になったとき、４様はひたすら無口に、『………』といらついてくださる。まあ双剣構えたまま、なにもするなっていうのもつらいよな。腕が重くなってくるに決まってる。そしてスノウは、腕については定評が――」
Ｚ：　「こらこら、脱線しかけてるぞ」
Ｓ：　「台詞などどうでもいい、とにかくわざわざスノウだの猫だの、ネタかと思うような連中を出さんでもよかろうが」
Ｃ：　「ネタなのはナルシーたちだよ。猫は充分に役に立つ！　素早さではいちばんだ。それにさんざん遊んでるけど、スノウはかなり強いんだぞ。うーん、水陣を広範囲に敷しかなきゃならないな。便利だから下げたくないんだけど、土のフレデリカはフレアと交代――」
Ｚ：　「水を敷くならシメさんのほうが永久機関だと思うけど」
Ｃ：　「トリを使いたいんだっ！」
Ｓ：　「意味のないこだわりを……」
Ｃ：　「そうそう、ゴーレムが浮いてるからてっきり陣が効かないと思ってたら、結構効くんだ、これが。昨日の苦労はなんだったんだろう」
Ｓ：　「ただ勝手に効かんと思いこんでおっただけだろうが」
Ｃ：　「まあね……うう、くそう、またリトライだ、どうしても安全が確保できないよう……」
Ｚ：　「掘るの、諦めたら？」
Ｃ：　「いやだ！」
Ｓ：　「勝利条件は通り抜けるだけ。全滅の必要はないだろうが」
Ｃ：　「けど、お宝がああ」
Ｚ：　「埋まってるとは限らねえだろうに……」
Ｃ：　「むううう」
Ｓ：　「わかった、敵を全滅できない理由を挙げてやろう」
Ｃ：　「なんだ」
Ｓ：　「猫どもを外せ。相手のガードが強すぎてノアは盗めんわ、チャンポは命中が低い――というよりも、まったくなく、非力すぎる。唯一なんとか攻撃力のあるナルクルは、火属性相手の弱体化のために周囲を水フィールドにしてしまうものだから、動きが取れずに猫の能力も活かしきれておらんではないか。それから」
Ｃ：　「まだあるの……」
Ｓ：　「ウェンデルを外せ」
Ｃ：　「えー……猫並みに避けてくれるのに」
Ｓ：　「圧倒的に攻撃力が足りないだろうが。彼女で攻撃して何度相手に底力を使わせたか。トリスタンも同様のうえ、トリに乗せるたびに羽毛に咳きこんでいては世話がない」
Ｚ：　「いや、トリスタンの羽毛アレルギーは能力に関係ねえんだけど」
Ｓ：　「また、フレデリカもトリつきで削り役に専念するしかなくなっておるし、しかもこの全員の武器レベルが５。相手を２ターンで仕留めるだけの攻撃力があって、かつ、そこそこ当たるというのは４主とスノウしかおらんではないか。このメンバーは最悪だ！」
Ｃ：　「うう、そ、それは……」
Ｚ：　「しかも全員死亡のあるキャラだし……まあ、TPOってものがあるからさ。これ以上リトライしたくなかったら強いのをそろえようぜ。な？」
Ｃ：　「くすん、さようなら、ニャー攻撃……」
Ｚ：　「協力技を使いたくて狙ってたんかい！」
Ｓ：　「あくまでお宝優先……か」＊ニャー攻撃、猫三人組がそろって相手を攻撃しつつ《必ず》アイテムを盗む。