ラプソディア・ＳＺＣプレイ記

さらばオベル遺跡

Ｓ：　「雷の日だ」
Ｚ：　「いよいよ最後の竜との対決だな」
Ｃ：　「よしパブロ、おまえの真の力を見せてやれ！　守りの天蓋！」
Ｓ：　「魔法無効のシールドは反則ではないのか？」
Ｚ：　「まあ……魔力の高い竜の雷魔法は一撃で離脱って破目になるだろうからな。昨日の切り裂きみたいに４様に耐え抜いてもらうってわけにもいかねえし」
Ｃ：　「コルちゃんも行けー！　おお、ふたりとも詠唱早いぞ、えらい！」
Ｓ：　「確か、コルセリアは水魔法の使い手では？」
Ｚ：　「いつのまにコルちゃんに大地の紋章を！」
Ｃ：　「だって余ってたんだもん。まだ荷物の中にもう一個あるぞ。カタリナさんの雷がいまいちだから、彼女に土をつけようかと考え中だったところ」
Ｓ：　「格闘家ガイコツが別働隊のほうへ行ったぞ」
Ｃ：　「大丈夫、大丈夫だ、アクセル、たとえバトルスーツとガントレットだけしかつけてなくても、おまえは充分強い！　耐えろ！」
Ｚ：　「耐えるどころか、よけたな」
Ｃ：　「すごいじゃないか！　あとは――パブロが雷の精の一撃を耐えるかどうか！」
Ｓ：　「……耐えたようだ」
Ｚ：　「いつのまに、この連中がこんなに強くなってるのやら……出てきてる敵はみんなレベル45、６だろ？　で、出陣したメンバーは39か40とくる。しかも装備が……前線に立たせてるアクセルがバトルスーツって……悲しいぞ」
Ｃ：　「まあね……この一戦だけでも誰かから剥いでおくかとも思ったけど、まあやってみたら行けそうだったので。けどこいつらを育てるのは、いちおう苦労したんだよ。土属性の連中って、行動遅いし、避けられないのが多いし、空振りするし、紋章の使用回数も少ないしで、なかなか扱いづらいんだ」
Ｓ：　「その代わり、頑丈なのが多いのでは？」
Ｃ：　「だからさ、頑丈だからって突っ立たせておくだけじゃ経験値入らないだろ。だから育てにくいんだ。でも、このオベル遺跡最後の戦いでこれだけ活躍したんだから本望だよな」
Ｓ：　「このメンバーでは、協力攻撃は拝めんのか」
Ｚ：　「拝めないだろうなあ。旗本４様、パブロ、グレッチェン、トリスタンで、別働隊はアクセル、ダリオ、タル、コルセリア……まあ見事にばらばら」
Ｃ：　「だって、うっかり雷陣に乗せたら絶対魔法でやられるもん！　それに守りの天蓋をかけて土属性になってもOKなようにしたんだ。４様は風属性だけど、レベルカンストしてるから、属性がなんだろうと炎以外なら放っておいても大丈夫」
Ｓ：　「50でカンストか……40を越えれば鬼と化すはずだな」
Ｚ：　「確かに、ここの骸骨相手に直接攻撃でダメージ500叩き出すし……アクセサリつけたらどんだけ」
Ｓ：　「ラスボスは、じつは４主では？」
Ｃ：　「そうなったら面白いな。どう攻略するか三日ぐらい考えるよ」
Ｚ：　「いやいやいや」
Ｃ：　「まあそんなわけで、唯一コルちゃんが不安材料だったけど、４様が強敵と見たのか、二匹の竜も雷の精も全部４様サイドに来てくれたから、コルちゃんはまったく安全だった。おかげで彼女ひとり、苦手属性だらけのフィールドを単独横断して、雷鳴竜の一匹のすぐ後ろを通って４様と合流してたりする。すごい子だ」
Ｓ：　「まあ……この雷鳴竜が魔法しか使ってこないところが助かったな。守りの天蓋で一回の魔法はまったく無害。消失したらすぐさま、パブロかコルセリアが単体魔法でかけなおすというルーチン。これでは竜もいらつくだろう」
Ｃ：　「魔法無効なんだから、尻尾やブレスで攻撃しようって思いつかないのかな。まあおかげで、こいつらは楽だったよ……守りの天蓋を使おうと思いついてからはね」
Ｓ：　「なんだ、やはりリトライか」
Ｃ：　「あったりまえだろ。しょっぱな、格闘家ガイコツにトリスタンが一撃で沈められ、フレデリカを出してみたものの、柔らかすぎて弓兵のクリティカルで離脱、少しは役に立つかもしれないとシャルルマーニュを立たせてみたら、こいつは集中攻撃受けるともう、だめ。そのうえ、あの雷鳴竜のピンポイント魔法！　４様さえHPの１/３は削られるんだから、ほかのキャラだったら離脱確定。耐えるにしても弓兵とタッグ組まれるとおしまいだ」
Ｚ：　「だから魔法だけでも受けないようにするしかなかったわけね」
Ｃ：　「うん。おかげさまで、最後、ルネを出して無駄にターンを踏んでもＡランクをいただけました」
Ｓ：　「ではミドルポートへ行ってクエスト報告だな」
Ｃ：　「うん、行ってきた。もう依頼がなくて、ほんとに最後だったよ。履歴には『？？？』が八つぐらいあったんだけど、これはなにかしくじったんだろうな……例えばチープーのこととか。まあ依頼が出てこない以上、仕方がない。とりあえず心おきなくラスダンへ行ける」
Ｚ：　「やっとか」
Ｓ：　「長かったな」

というわけで、これまでのバトル成績をまとめてみました。（ハルナまでをやりなおしてるので、ちょっとずるいかも）
Ｓランク：23ぐらい？　Ａランク：52　Ｂランク：80　Ｃランク：１

Ｚ：　「勲章と賞品を数えた結果だ。Ｓランクはモンスター退治やオベル遺跡で結構重複して取ってるから正確な数字を確認するものがなかったけど、まあそんくらい」
Ｓ：　「ついにＣランクは狙わないと取れなかったわけだな……意外と評価は甘いのか？」
Ｃ：　「多少ターンがかかろうが、攻撃がしょぼかろうか、離脱がなければ普通にＢランクになるって感じだったぞ」
Ｓ：　「なるほど、離脱があれば死亡でなくても即リトライしていたからな。それにしても百五十回以上も戦っていたとは」
Ｚ：　「確かにな。けどＢランクのうち、３、40ぐらいはオベル遺跡五階ぶんを戦わずに駆け抜けたものだから、戦ってるっていう感覚はなかったと思う」
Ｃ：　「あ、そういえば、ついにオベル遺跡３階の模型は手に入らずじまいじゃないか」
Ｓ：　「それで模型のために２周めをやると？」
Ｃ：　「もちろん！」
Ｚ：　「ま、その前にラスダンだな。キリルのレベル35。武器レベル８、毘沙門の鎧、プラチナガントレット装備と……結構整えてやれたじゃねえか」
Ｃ：　「うん。ありがとう、オベル遺跡。また２周め、掘りに来るよ」