ラプソディア・ＳＺＣプレイ記

魔法軍団

Ｃ：　「オベル遺跡４階、すり抜けの術！……が今回ちょっと難しいので、魔法使い軍団登場！」
Ｚ：　「……４階？」
Ｓ：　「待て、またオベル遺跡１階からおりているのか？」
Ｃ：　「だって、武器レベル鍛えるためにはいったん外へ出ないと。というわけでセドリッ君が毎回駆け抜けてくれてます。今度のこの４階も駆け抜けてもらおう――と思ったんだけどさ、通路塞いでエレメントの精が六匹もいるんだよ。こいつら物理攻撃しかやってこないけど、常に陣の上にいるだろ。攻撃力が170前後で陣力が上乗せされるから、50程度の防御力じゃあっさりと200、300食らう。属性の追加効果もあるから油断ならない代物で」
Ｚ：　「それで、どうして防御力平均30とも言えるようなやわらか戦――いや魔法軍団を」
Ｃ：　「いま、やわらか戦車って言いそうになっただろう」
Ｚ：　「丁寧に言わなくていいから」
Ｃ：　「とにかく、防御力で90あるのはダリオだけなんだ。いまの防具の状態で、こいつらをまともに相手にするのは愚策。回避の高いのは割といるから、それをあてにしてもいいけど、いかんせん攻撃力がない」
Ｓ：　「それで防御は端から諦めて、魔力でがんがん攻めようということになったのか？」
Ｃ：　「うん。とにかく、セドリッ君が駆け抜けてしまえるまで戦線を維持できればいいんだ。というわけで、シメさん、マキシン、パブロ、カタリナさん、ロジェ、ジーンさん――は意外と身体が弱いんだよな。会話させてないから協力攻撃をここで覚えさせなきゃならない手間がかかるし、ボンテージスーツを外してしまったおかげで何度か死亡の破目になってるので、ここはアンダルクを出さざるを得なかった。彼は本当に魔法使いとは思えないほど硬い。ということで、協力攻撃の雷神、風烈牙、水竜、焦土と、詠唱いらずの強力魔法ができるわけだ。あとは４様の罰紋と反撃でなんとかする」
Ｚ：　「……駆け抜けるのが目標だってのに、ずいぶん気合入ってるじゃねえの」
Ｃ：　「だから、駆け抜けるまで戦線がもたないから、こういうふうにまじめに考えなきゃならなくなるんだろ」
Ｓ：　「まじめ……？」
Ｚ：　「魔法使いだけ出すなんてのが？」
Ｃ：　「まじめだよ。大まじめだ！　とっても真剣に考えたんだから！――まあ、ちょっとはこういうぶっ飛んだ編成でクリアできたら面白いかなって気持ちもあるけど……でもやっぱり防具を買わないと、それに武器――ああ、こんな金欠ゲーム、いやだよう」
Ｓ：　「泣くよりも稼げ」
Ｃ：　「稼いでるよ！　オベルで10万以上の数字を右下の隅っこに見て、『やった♪　るんるん』とグラスカに行き、街を出るときにはまた右下ふたつだけの寂しい数字を見る、その気持ちがわかるか？」
Ｚ：　「わかった、わかった。まあ頑張れ」
Ｃ：　「頑張ったよ！　アクセサリ縛りだから魔力は基本ステータスのみで……それにしたって、協力攻撃も最低三回は浴びせないと一匹も斃れないってのは、やっぱりひどいよ。もう、あいつら相手にするのいやだ……」
Ｓ：　「一匹だけならいいのだがな」
Ｃ：　「うん、一匹だけなら４様とスノウでボコ殴ればすむ。でも六匹……六匹はきつい……ということで、ひとマス計算を間違えてセドリッ君が援軍の骸骨に集中攻撃を受け、眠らされて一回攻撃食らっただけで瀕死状態。でも、あとはすべて避けてゴールイン。シメさんが最後の最後で離脱したものの、エレメントの精は全滅でクリアＢランクでした。ふう、今度は五階をどうやって駆け抜けよ――」
Ｚ：　「ん？　どした？」
Ｃ：　「弓兵だらけ……またエレメントの精もいるし。新しい宝箱出てきてるし」
Ｚ：　「その宝箱を取るためには……駆け抜けられなくなったってこと？」
Ｓ：　「……今度は遠距離合戦か？」
Ｃ：　「うう……ここに来て、また全滅作戦か！　やってやる！――ということで中断セーブ」