ラプソディア・ＳＺＣプレイ記

急展開？

Ｃ：　「……嬉しいことと目のまわることがいっぱい起こった」
Ｚ：　「なに？」
Ｃ：　「まずシナリオ進めたら、一気に仲間が増えて再び金欠病発症！　せっかくみんなの武器レベルがそろえられる！　と思ったのに、陣玉さえろくに装備させてやれなくなっちゃってさ」
Ｓ：　「残念だったな」
Ｃ：　「リノのやつ、人件費をこっちに押しつけるつもりなんだよ」
Ｚ：　「いや、そういう概念ないから」
Ｃ：　「せめて食いものとか、どうして自給自足してくれないんだろうな。みんな持ちもの欄が真っ白――とリストを眺めていたら、じわじわと頭に来ちゃって、ついつい、ちょっと取り返しのつかないヒステリーを起こしてしまった」
Ｓ：　「なにをした？」
Ｃ：　「新たに仲間になったやつ全員、装備ひっぺがして売った。それでトリスタンの武器を鍛えてしまった。べつに贔屓してるわけじゃないんだよ。なにしろこの自称病人、オベルの近衛隊長だけあって主人公並みに強いからさ。その代わり、陣玉は全部取りあげたぞ」
Ｚ：　「また鬼畜行為を……でも、どうして取り返しがつかないって？」
Ｃ：　「じつは、例によってその状態で上書き保存したあと――そう、そのあとだよ。オベルでリノからあの噂を聞いたのは！」
Ｓ：　「ほう、ついに真打登場か？」
Ｃ：　「そう！　クラウドと名づけた４様にに会えた！――って、嬉しかったよう。嬉しくて、みんなの装備ひっぺがしてたことすっかり忘れて戦闘に臨んだあげく、ランクＢ――ちくしょおおお！」
Ｚ：　「せっかくだから、ＡかＳを取りたかったのね」
Ｃ：　「うん。でも、防具がないと自軍の損害抑えられないし、４様は勝手に動くから、せっかく風に乗せてやっても走りまわる走りまわる。キャリーがどれだけ苦労して追いかけたことか！　そしてまたまた嬉しいというか、仰天したことに、４様のステータス、噂にたがわず反則だよな。レベル12で、なんにもつけずに力22、速20ってなんだよ！　技もアクセサリ補正してる主人公より高いし、嬉しすぎて、うっかり罰魔法スキルをＢにしちゃったじゃないか」
Ｚ：　「あ、そう……最強でよかったじゃないか」
Ｃ：　「４様、晩御飯、カニ鍋にするんだって張りきっててさ。王さまの命令なんか興味ないねっていうぐらい優先順位が高い４様の食糧事情……思わず４様の持っていたお薬類をひっぺがし、肉まんとカニ入り肉まん、饅頭を装備させてやった。これで満足してくれるかな？」
Ｚ：　「……まあ、充分だと思うぜ。けど、バトルに必要なものも少しは持たせたんだろうな？」
Ｃ：　「饅頭があればいいだろ。とにかくこのステータスの高さ、陣補整必要ないんじゃないかってぐらいだし、がんがん攻撃主力になるだろうから、陣敷くより直接攻撃のほうがターン節約できる。移動が届かないときは罰紋使えばいいし……陣玉必要か？」
Ｚ：　「うう、ん……」
Ｓ：　「そんなに異次元的強さだったとは……」