ラプソディア・ＳＺＣプレイ記

さらば４様――じゃなかった

Ｃ：　「誰と誰が再移動できるか、敵がどういう順番で動いていくか、誰がどのくらいの攻撃力か、速度の速いのをどのタイミングで交代させ、移動の大きいキャラをどのタイミングでどこまで突出させるか、そうやっていろいろ考えて綿密に組み立てた作戦が、一気にがらがらと崩れるときがある」
Ｓ：　「それは――？」
Ｃ：　「《おしゃべりしましょ》マークが出るときだ！　そういうとき、すべての作戦を放っぽり出してマークのついてるキャラの隣へ行ってしまうわけなんだよ」
Ｓ：　「戦闘中に井戸端会議など！」
Ｚ：　「いや、それがラプソディアだって話だし」
Ｃ：　「好感度もあげたいもんな。それに、いまだ見ぬ協力攻撃が出てくるかもしれない。そう思うと、お誘いを断わるわけにはいかないじゃないか」
Ｓ：　「そうして離脱者や死亡を出してリセットしていては、せっかくあげた好感度も、見つけた協力攻撃もなくなるのだぞ。意味がなかろうが」
Ｃ：　「だってなあ……」
Ｚ：　「うん、友情は大切だ」
Ｃ：　「というわけで、コルちゃん×セネカで仲よくおしゃべりをしているあいだに、突出した４様がロジェの輝く風の餌食に――って、生きてるよ、４様!?」＊輝く風のエフェクトだったので誤解していましたが、このときロジェの使うのは切り裂き。
Ｚ：　「まじ……？　魔防も高いとは思ってたけど、アイアンメイルひとつで頑張るなあ」
Ｓ：　「そこまで強いのか……まあ湧いて出てきた魚人に、はたかれて終わったがな」
Ｃ：　「そして次々と離脱していくなか、魚人にとどめを刺せないキリルと、仲間が眠ったときに暴力振るう係の非力なコルちゃんが残っても勝てるはずがない」
Ｚ：　「あのさ、コルちゃん、サラダ持ってるんだけど……わざわざ殴らなくても睡眠解除はできる――って、聞いてる？」
Ｃ：　「なにか言ったか？　というわけで戦闘も《あきらめない》ということになりました。今日はそこで中断――あいつのHP、あと26だったのにな……ぶつぶつ」
Ｓ：　「なんだ、そこまで追いこんでおいて突破できなかったのか」
Ｃ：　「強敵連戦なんだよ！　レベル17、８の連中相手に、こっちは４様とキリルコルちゃん以外、平均レベル10！　まあ、やりなおしを選んだから12、３にはあがったけど、スノウ、使えねえ……（ぼそ）」
Ｚ：　「聞こえたぞ」
Ｓ：　「サバばかり持たせて、ろくに装備させてないからだろうが」
Ｃ：　「ま、まあな……ごめんよ。でもいいかげん作戦を練りなおす気にはなれなかったから、今日はこれで終わり」
Ｚ：　「そうだな、明日ってもんがある」
Ｃ：　「うん、明日な、明日……ぶつぶつ、輝く風を使うとわかっていたら、こっちも死を呼ぶ声で葬ってやったものを――くっくっく」
Ｓ：　「………」
Ｚ：　「リベンジばかり考えてるよ、こいつ」