ちょこぼのパルス探訪

ネオチュー戦

Ｃ：　「くっくっく、ネオチュー……待ってろよ」
Ｚ：　「ついにこの日が来たか……」
Ｓ：　「一日しか経っておらんぞ。ただほかのコースをすべてクリアしてきただけのことではないか」
Ｚ：　「まあな、ジルニトラのほかはラ、ラ……」
Ｃ：　「ラクタヴィージャ」
Ｚ：　「そうそう、連続魔使ってくるやつがちょと厄介だっただけで……まじめに、おれら、いちばん難易度高いコースから迷いこんだみたいだな」
Ｓ：　「つまり、この先にいるオチューがこの試練の最強ボスというわけか」
Ｚ：　「たぶん。で、その前にトンベリ三体を突破しなきゃならねえんだけど……クラウド？　無事か？」
Ｃ：　「おれは、負けない！」
Ｓ：　「【深刻うらみ骨髄】が出る前になんとかせんと、あれが出たら一撃死状態だぞ……この前哨戦、リトライ何度めだ」
Ｚ：　「んと、にじゅう……さん？」
Ｃ：　「まだ七度めだっ！」
Ｓ：　「前回は五度めで斃せたというのに」
Ｚ：　「諦めるなら、いまのうちだぞ」
Ｃ：　「いやだっ！――あ、斃せた」
Ｚ：　「斃せなけりゃいいのに……」
Ｓ：　「さて、この先の冥碑に触れれば、ネオチューはすぐそこに」
Ｃ：　「よし！」
Ｚ：　「待て待て、準備は！」
Ｃ：　「えっと、ホープの代わりにスノウ入れた。これでグレートウォールができるからな。ただ補助がないうえに回復がおぼつかなくなるだろうから、急遽、スノウにヒーラーロールにチェンジできるようにしてもらって」
Ｓ：　「そのような付け焼刃では……」
Ｃ：　「弱いヒーラーでも、ふたりいれば回復量がホープくんひとりぶんぐらいにはなる！」
Ｚ：　「あ、そういうこと」
Ｃ：　「行くぜ！」

――戦闘開始！

Ｃ：　「がなられたー！　あ、でも生きてるぞ！」
Ｓ：　「ほほう、耐えたな、さすがはグレートウォール。それでも半分は削られたか」
Ｃ：　「こうなったら、もうＴＰコマンド嫌いなんて言ってられない、フルケア！」
Ｚ：　「こんな序盤でＴＰ使いきるなよ」
Ｃ：　「ＴＰはフルにあるんだ――って、なんだ、これ!?」
Ｓ：　「花粉と表示されたぞ」
Ｃ：　「ぎゃーっ！　これは聞いてない、聞いてないぞ！　なんだ、この状態異常の嵐！」
Ｓ：　「エスナを早く！」
Ｚ：　「ああっ、ファングが瀕死！」
Ｃ：　「ふ、ふえっ、フェニックスの尾！」
Ｓ：　「む、間に合ったか」
Ｃ：　「ふう……い、行くぜ」
Ｚ：　「がなるきたー！」
Ｃ：　「グレートウォール！」
Ｓ：　「なんとか毎回耐えてはおるが……」
Ｚ：　「遅かれ早かれ……なにしろ攻撃している暇がねえ、っていうか、回復しながら攻撃できるオプティマねえと無理！　でなけりゃ、回復量あげないと！」
Ｃ：　「ひとりでパーティ全体の回復まかなえるのは、いまのところホープくんかヴァニラだけだよ！」
Ｚ：　「ディフェンダーはこの三人だけしかいないんだっけ？」
Ｓ：　「ということは、明らかに成長不足では……」
Ｚ：　「げっ、まさかのスノウ戦死！」
Ｃ：　「そんな！」
Ｓ：　「おい、がなったぞ」
Ｃ：　「がっ……はっ……」

＊＊＊

Ｃ：　「えへへ……」
Ｚ：　「あはは……」
Ｓ：　「ふっ……普通のオチューを仕留めてコチューの煮っ転がしでも作るか」
Ｃ：　「オチューは料理できないのか？」
Ｓ：　「子芋のほうがうまいのだ」
Ｚ：　「そいつら、里芋じゃねえから」
Ｃ：　「………」
Ｓ：　「……で、どうする」
Ｚ：　「あのさ、いまさらながらアルティマニア見たんだけどよ。HP15000以上ないとやばいんだってよ」
Ｃ：　「スノウだってまだ13000なのに……」
Ｚ：　「このメンツでトンベリ斃せてるのが不思議なんだって」
Ｓ：　「まったくだ。おかげで毎回★５だがな」
Ｃ：　「火力（物理）は平均1300あるんだぞ……まあ、ホープくんの魔法攻撃が2000っていう飛び抜けがあるけど」
Ｚ：　「それでも足りないってことだろ」
Ｓ：　「CPがなければ、せめて改造しろ、いいかげん、アルテマウェポンLv.18はあまりにも……しょぼいというか」
Ｚ：　「だな。ホープの武器だって第二段階でLv.33あるだろ」
Ｃ：　「わかった、レベル合わせるよ。えっと、成長三倍にするまで生態系を投入するんだっけ。んで、超小型融合炉、どっかーん。はい、アルテマウェポンLv.33」
Ｚ：　「……面倒なんじゃなかったのか？」
Ｓ：　「お手軽だな……」
Ｃ：　「さて、しょうがない、パルスをうろついて、ここ掘れチョコボやりながら、しばらくはCP稼ぎだ」