ちょこぼのパルス探訪

ウェルカーム！

Ｃ：　「そもそも、おれは使命を果たすべく、パルスへ舞い戻ってきたんだ」
Ｓ：　「そして真のラスボスがこのミッション64」
Ｚ：　「ところで、おまえの使命ってなんだ」
Ｃ：　「決まってるだろ。ミッション制覇！」
Ｓ：　「コクーンを救う気がまったくなさそうだ」
Ｚ：　「まあ、一度は救ってるからいいけどさ」
Ｃ：　「一度じゃない、二度だ」
Ｚ：　「わかった、わかった」
Ｓ：　「さて、その真ラスボスの名はなんだったかな」
Ｃ：　「ウェルカムなんとか」
Ｚ：　「ウェルキンゲトリクスだ」
Ｃ：　「ザックス、おれがそんな長い名前を覚えられると思っているのか？」
Ｚ：　「覚えろよ」
Ｓ：　「とりあえず行くぞ。攻撃が比類なき強さだということはちらほら聞いている。ほかにどんなことをしてくるやら……」
Ｃ：　「まずは当たって砕けろ、姐さんHP18000、スノウHP26000、ファングHP20000、補助をはなから諦めた防御重視、回復量極少、攻撃力最大パーティだ！　覚悟はいいか、トリちゃん！」
Ｚ：　「めいっぱい略称のうえ、ちゃん付けはやめろって……」
Ｓ：　「そんなことよりも回復量極少が気になるな……」

――まずは小手調べ

Ｃ：　「よーしっ！　行くぜ！　とにかく攻めろ！」
Ｚ：　「って……おまえ、ライブラ！」
Ｃ：　「あそっか。時間かけてられないからライブラスコープでいいや」
Ｓ：　「ほうほう、思ったほど強力でもなさそうな……でもないな。HPの桁が半端ない」
Ｚ：　「そんで、どうせ、どんどん強くなってくるんだろ……お、バリアみたいなの張ったぞ」
Ｃ：　「えっ、あれっ、あれ？　バリア張ってると、なんにも通用しない？　ジャマーも？」
Ｚ：　「ファング棒立ちじゃねえか。しかも相手、回復してるぞ」
Ｃ：　「ええっ、そんな！」
Ｓ：　「そういう仕様ならば仕方がない、本来ならこの時間、回復のほかに強化するチャンスなのだろうが」
Ｃ：　「うわーん、ホープ君かサッズ父ちゃん連れてくればよかったのか？」
Ｚ：　「それだとグレートウォールできねえだろ」
Ｃ：　「ひっく、無駄なオプティマ作ったよう」
Ｓ：　「初見では仕方があるまい」
Ｃ：　「くそー、トリのくせに！」
Ｓ：　「どうでもいいが、まったくHPを減らせていないぞ。スノウも、守ってばかりではなにもならん」
Ｃ：　「ううっ、わかった、ホープ君連れてくる！」

――リスタート

Ｃ：　「急遽ホープくんにディフェンダーの挑発だけ覚えてもらって、レベル１になってもらった」
Ｓ：　「せめてセーブポイントに戻って準備したらいいものを」
Ｚ：　「敵の目の前で、ああでもない、こうでもないって、おまえ……」
Ｃ：　「べつにいいだろ。トリちゃんもクリスタルの中で待っててくれるんだ。よし、待たせたな！　いつもの師弟+ファングメンバーに、グレートウォール（DDD）に、カタストロフィ（BBJ）、トリニティユニオン（HEJ）、執拗なる計略（HHJ）、デクスタラス（BHJ）、ヒューリアス（ABA）！」

――再戦！

Ｃ：　「まずはカタストロフィでガンガン削る！　って、あんまりいかないなあ。くそ、あっ、バリア張った。こっちも強化するぞ。よいしょ、よいしょ」
Ｚ：　「……やっぱ、姐さんの回復量が悲しい」
Ｃ：　「うるさいっ！　ヴァニラ入れたって、グレートウォールができないんだから、しょうがないだろ！」
Ｓ：　「思うにだな――」
Ｃ：　「あんたの話は長いから、あとで。バリア解除したら攻めるぞ！　へえ、やっぱり補助ついてると楽だな。速攻ブレイク！　ヒューリアスで行け行け行け行け！――って、もうバリア!?」
Ｚ：　「……なあ、どのくらい時間かかると思う？」
Ｓ：　「一時間もあればとは思うがな」
Ｚ：　「そんなに集中力続かねえよ」
Ｃ：　「えい、えい――このトリ、どんどん強くなるような気がする――くそ、こっちの補助消されるよ。うう、このままじゃ……エンハンサーふたり必要なのか？」
Ｚ：　「なあ、リスタートして強くなってこようぜ……」
Ｃ：　「いい、行くところまでいくんだ！」
Ｓ：　「……翼が増えておらんか？」
Ｚ：　「あ、そういや……って、なんだ？　魔……魔風なんとかって技が――ててええっ！」
Ｓ：　「むっ、かろうじてグレートウォールでしのいだかっ!?」
Ｚ：　「ディフェンダーレベル１と２と４しかいないのに。っていうか、１回しのぐのがやっとじゃねえか」
Ｃ：　「ぜ、ぜえ……お、おれは負け――！？☆△？？！☆！！？」
Ｚ：　「どした？」
Ｓ：　「なにをかたまっているのだ？」
Ｃ：　「死の宣告かけられた……」
Ｚ：　「ありゃりゃ」
Ｓ：　「完璧、無理だな」
Ｃ：　「くっ、くそう！」

――あえなくゲームオーバー

Ｃ：　「ぎりぎり死なずにいたのに、死の宣告でアウトなんてあんまりだ！」
Ｚ：　「いや、ぎりぎり死なずにってのが、もう無理なんじゃ……死の宣告まで三十分ぐらいか？　それまでに片づけねえとならんってことだろ。だいたい、相手のHP半分も削ってなかったような気がするし」
Ｓ：　「強化＆妨害に時間をかけていては永遠に斃せんな。あのバリアからバリアまでの短い時間で少なくともブレイクと総攻撃ができるようにならなくては……そのうえ、グレートウォール必須」
Ｃ：　「ということは、エンハンサーがふたり、ジャマーがふたり、ヒーラーがふたり、チェーンをあげるためにもブラスターはレベル５がふたり必要だな。オプティマはグレートウォール（DDD）、カタストロフィ（BBJ）、ホワイトウィンド（EEH）、惑乱の嵐（JJB）か無慈悲なる災厄（JJE）も組みたい。できるかぎり攻撃力あげるためにも最低ヒューリアス（AAB）も欲しいところだ」
Ｚ：　「で……」
Ｓ：　「そのオプティマをすべて組めるキャラの組みあわせがあるのか？」
Ｃ：　「ないから、へこんでるんじゃないか！　ちくしょう！　うわああああん」
Ｚ：　「おまえの使命は、そう簡単には果たせないってことだな」
Ｓ：　「いいではないか。パルスを思う存分遊べ」