ちょこぼのパルス探訪

これ以上どうしろと？

Ｃ：　「ジャボテンダーはあとでサラダでおいしくいただくとして」
Ｓ：　「勝ったというのに、食ってこなかったのか」
Ｃ：　「燃えつきてて、それどころじゃなかったんだ。まあ再戦予約はしてあるから」
Ｚ：　「なんだよ、その予約って」
Ｃ：　「とにかく、ＣＰを稼ぎながら次のミッションをやろう！　冥碑はここだな。るんるん、るん――る……」
Ｓ：　「どうした」
Ｚ：　「なにかたまって――てっ!?」
Ｃ：　「………」
Ｓ：　「……ネオチュー？」
Ｃ：　「えっとお……ミッション55の冥碑、見つからないなあ……」
Ｚ：　「目の前のこれがそうだけど？」
Ｓ：　「見えないふりはよさんか。ほれ、ミッションを引き受けますかと問いかけが」
Ｃ：　「いいえ！」
Ｚ：　「速攻キャンセルやりやがった！」
Ｃ：　「無理だ、絶対無理！　二度もラッキーブレイクが出るわけがない。それに絶対、このミッション、ピコチューもいっしょだ！」
Ｓ：　「ジャボテンダーでへこんだのが、まだ響いているようだな」
Ｚ：　「あーあ……」
Ｃ：　「ようし、こうなったら雪辱戦だ、ジャボテンダー！　逃げるなよ！」
Ｓ：　「鬱憤晴らしのノリになってきたな」

＊＊＊

Ｃ：　「さて……待たせたな、スノウ、いよいよおまえの出番だ！　HP20000の安定感を見せつけてやれ」
Ｚ：　「でもホープはHP11000。この差がFF13の鬼畜なところだよな」
Ｓ：　「それにしても、ディフェンダーを使うのが慣れてないのだが……いまだにリジェネとリベンジの区別がついておらん」
Ｃ：　「うるさいっ！　それでもスノウのためになけなしの超小型融合炉を投資したんだ。これでなんとかならなかったら……」
Ｚ：　「いちおう勝っちまってるから、そこまで意気込まんでも……」
Ｃ：　「おれは、やる！」
Ｓ：　「わかった、わかった、目をまわしてこい」
Ｚ：　「というわけで、今回のメンバーはスノウ、ホープ、ファング、装備はスノウにペイン耐性、ホープに忘却耐性+ダッシューズ、ファングにペイン＆忘却耐性。ちなみに、30％じゃほとんど効かない！」
Ｃ：　「オプティマは反撃の狼煙（DEJ）初動、揺るぎなき覇者（AHA）、念のための不落の砦（DHD）。前回、ブラスターのみで攻撃しつづけたけど、チェーンボーナスがそれほど溜まらなかったことを思い出して、ブラスターは切り捨てたんだ。スノウのアタッカーレベルを５にしてきたから、ファングとそろえば相当な攻撃力を誇るに違いない。いよいよ危なくなったら不落でしのぐ。今回のディフェンダーはレベル５と４のふたりだから、姐さんのときよりもダメージ軽減を期待できると思うんだ。ただホープくんのHPがやっぱりネックだな」
Ｓ：　「怖がってばかりもいられんだろう。行ってこい！」
Ｃ：　「よし、サボテンサラダを今度こそいただくぞ！」
Ｚ：　「だから、どうしていちいち食いものに変換するんだよ？」

――戦闘開始！

Ｃ：　「さすがホープくん、エンファイくれるなあ。よいしょ、よいしょ。頑張れ！」
Ｚ：　「おお、いつのまにかジャボテンダーにダルかかってんぞ」
Ｓ：　「ラッキーだな」
Ｃ：　「いまのうちにブレイブだよ、ほらほら……このへんでいいだろう。時間がもったいない。よし、ファング、アタッカーふたりでボコリまくるぞ！　ホープ、回復はまかせた！」
Ｚ：　「さて、もう見ているだけしかできねえよ、これは……しかし、ホープひとり一生懸命働いているように見えるな」
Ｓ：　「ところで、ホープを見ているとCC時代のクラウドを思い出すのは俺だけか？」
Ｚ：　「ストーリー前半の若干ネガティブなところとかな」
Ｓ：　「強くなりたいとひたむきに求めるところとか」
Ｚ：　「あの頃が懐かしい」
Ｓ：　「なぜこうもチョコボに育ってしまったのだろう……」
Ｚ：　「いじって遊びすぎたんだろうな」
Ｃ：　「あああっ！　ホープ死ぬうううう！」
Ｓ：　「むっ？」
Ｚ：　「無理か？」
Ｃ：　「いや、もういい、行ってしまえ、攻撃しろー！」

――スノウ、渾身の一撃！

Ｃ：　「イメージ通りにできました♪　星ひと……つ……!?」
Ｚ：　「２分半だったのに……？」
Ｓ：　「目標は２分12秒。今回は２分37秒かかっている」
Ｃ：　「ど、どうしろと……」
Ｚ：　「まあ、６分かかってたのが２分半に縮んだんだ！　今日はこれで満足だよ、な、な？」
Ｓ：　「まじめに、これはラッキーブレイカ―狙わんとならんぞ」
Ｃ：　「くそ……もういいよ……もっと強くなってから、またな……くすん」
Ｚ：　「じゃあ……次のミッション行こうか？」
Ｃ：　「ぴた……」
Ｓ：　「………」
Ｚ：　「………」
Ｃ：　「………」
Ｓ：　（ぼそ）「ネオチュー」
Ｚ：　（こそ）「ついでにピコチュー」
Ｃ：　「………」

………

Ｃ：　「探さないでくれよっ！」
Ｓ：　「逃げるな！」
Ｚ：　「あ、おい！」
Ｃ：　「はっ!?――スノウの足が踏んでいるこの尻尾はいったい!?」
Ｓ：　「……下を確認せずに急いで崖を跳びおりるから……」
Ｚ：　「カメに接触しやがった……」
Ｓ：　「ここがアダマン集落ど真ん中の戦場だったことをすっからかんに忘れていたな」
Ｃ：　「ええと、ええと――ごめんなさい、踏みつける気は――ぎゃー！　踏まれたー！」