ちょこぼのパルス探訪

再戦、ネオチュー！

Ｃ：　「さて、と……ジルニトラ以外の前のミッションは全部★5で埋めたし」
Ｚ：　「おーお、マップのミッションリストが輝かしいことになってら」
Ｓ：　「そして45番にチェックがついておらず、46番は真っ黒」
Ｃ：　「ネオチューとジルニトラ相手なんだ、そのくらい、いいだろ！」
Ｚ：　「誰も情けないとは言ってないから。ほらほら、念願のネオチューが待ってるぞ」
Ｃ：　「よし。ついに決戦だ！」
Ｓ：　「その前にスペックを披露せんか」
Ｃ：　「うん、姐さんはHP13000、攻撃力1700、魔法1600、リボンLv.★、念のためにラッキブレイカー連鎖させておく（どうせ効かないだろうけど）。ファングはHP15000で攻撃力が1999（なんで2000行かない？）、テトラティアラつけさせた。まあ初めのうちだけだけど、ないよりはましだ。ホープくんがHP10000とちょっと不安だけど、魔法が2200あるし、エルメスの靴から改造したダッシューズ装備――」
Ｚ：　「待て。なんでホープを入れる。グレートウォールでしのぐんじゃねえの？」
Ｃ：　「がなるは不落の砦（DHD）でしのぐ！　ホープくんで瀕死を速攻脱出させて、すぐに執拗なる計略（HHJ）、ある程度回復したら勇戦の凱歌（BHA）、状態異常もある程度回復したら風雲の龍虎（BEA）、隙見てトラディザスター（BBB）、万一ブレイクできたらケルベロス（AAA）……どうだろう」
Ｓ：　「そこまでフルにオプティマを使う戦いは、いままでなかったな……しかし、ケルベロスは対象がばらばらになってまずくないか？　これまでのオチューとの戦いを見る限り、途中で種まきがあるぞ。子芋どもばかり攻撃しはじめたらどうする」
Ｃ：　「子どもたちのことは今回、考えていない。出てきたらリスタートか、召喚獣出すか、あがいてみるよ。そもそもここで用意するケルベロスは一瞬攻撃力を跳ねあげるためのオプティマなんだ。それでネオチューが斃れればよし、斃れなかったら、また仕切りなおしすればいいだろ」
Ｚ：　「そういうオプティマの使いかたをするか……」
Ｃ：　「不落の砦やグレートウォールだって、敵のでかい一撃だけ保てばいいだけのオプティマだもん。今回のケルベロスの使いかたもそれと同じだよ。その一瞬だけにすべてを賭ける！　そういうノリだな」
Ｓ：　「では、第四戦め、腹を括って行ってこい」
Ｃ：　「行くぜ！」

――戦闘開始！

Ｃ：　「初動は風雲の龍虎！」
Ｚ：　「ダッシューズつけてると、ホープ、仕事早っ！」
Ｓ：　「あっというまにプロテスがそろったな。だが、がなるで解除されるぞ」
Ｃ：　「もう予想済み！　不落の砦！」
Ｚ：　「おお、しのいだ！　ホープ瀕死だけど！」
Ｃ：　「すかさず執拗なる計略で回復しつつ、ネオチューにウィークだけでも！」
Ｓ：　「む、花粉！」
Ｃ：　「くそ、せっかく風雲に戻したのに。執拗にして、エスナ、エスナ。よいしょ、よいしょ」
Ｚ：　「で？」
Ｃ：　「も一回、風雲にして……プロテスがかかるから、そしたらトラディザスター、行けるか？」
Ｓ：　「行けたな」
Ｚ：　「もいっちょ、がなる！」
Ｃ：　「不落！」「執拗！」「勇戦！」
Ｓ：　「単純作業だな……」
Ｚ：　「途中まではいいんだ、途中までは。種まき始まるとピコチューが出てきて、なんにもできなくなる……」
Ｃ：　「思いきってトラディザスター行こう！」

――ぴこーん！　どおん！

Ｃ：　「えっ？」
Ｚ：　「へ？」
Ｓ：　「む？　ブレイク？」
Ｃ：　「ええっ？　いきなりチェーンボーナス、800ぐらいなってるぞ？」
Ｚ：　「いまのうちだ、ケルベロスでたたんじまえ！」
Ｃ：　「あ、う、うん」

＊＊＊

Ｚ：　「………」
Ｓ：　「………」
Ｃ：　「………」
Ｚ：　「おい……」
Ｃ：　「……や……やった……のか？」
Ｓ：　「やったらしいな。★５つだ」
Ｚ：　「ああ、ついにやったんだ」
Ｃ：　「……ら、らっきい？」
Ｓ：　「そうだな。どうせ効かんだろうとつけておいたラッキーブレイカ―が働いたのだろう」
Ｃ：　「え、なんか、それって……ガチ勝負、にはならない、よな？」
Ｚ：　「いいじゃねえか、正直、まじでこの火力とHPで勝てるとは思わなかったんだし！　スモークなし、TPなし、固有技（デス）なし、これでしのいだんだ、ここはこれで満足しとけ」
Ｃ：　「そう……そう、だよな。うん、そうだ、おれは勝った！　勝ったんだあああ！」
Ｓ：　「まあ、ピコチューが出てきたら召喚獣でも出さんことにはお手あげだと思っていたからな。これでよかろう」
Ｃ：　「うん、なんか、じわじわと嬉しくなってきた。うん、嬉しい！　やったあ！」
Ｓ：　「では、里芋のハンバーグに里芋コロッケも作ってやろう」
Ｚ：　「だから里芋じゃねえって……」
Ｃ：　「うっ、うっ、おれ、幸せだ……もぐもぐ」
Ｚ：　「食うなよ！」