ラプソディア・ＳＺＣプレイ記

すり抜けの術

Ｃ：　「ロジェに意志を継ぐもの攻撃をかまして終了といくはずだったのに、アンダルク寝てるじゃないか。気がつかなかったよ」
Ｓ：　「さっき眠りの風を受けていただろうが……背後の魚人たちをコルネリアひとりに足止めさせておいて手ぬるいことを……魔法使いも放ったらかしか？」
Ｃ：　「やかましい。勝利条件はロジェを斃すだけなんだ。魔法使い斃したところで誰が喜ぶ。それにコルちゃん、またまた交代できなかったからには、その回避能力を思う存分披露してもらうしかないだろ。お魚の尻尾ごとき、コルちゃんに当たるもんか」
Ｚ：　「普通は回復役にまわすとかするんだろうになあ、ほら、アンダルクが寝ているときこそサラダをさし入れさせるとか」
Ｃ：　「届くわけないだろ」
Ｓ：　「どれだけ離れてやらせているのやら……子どもから目を離す主人公がどこにいる」
Ｃ：　「ここにいる。まあいいや、とりあえずキカ姐さんとセネカさんに通常攻撃で仕留めてもらおう。きっとＡだよ、これ」
Ｚ：　「しょうがないだろ、それで手を打てよ」
Ｓ：　「Ｓを取るために協力攻撃を狙っておったのか」
Ｃ：　「あたりまえだろ。前回Ｓ取ったんだから」
Ｚ：　「前回は４様の攻撃力があったからな……今回はほんとに魚人たちを斃さねえですり抜けていきやがったし」
Ｃ：　「三匹は斃したぞ。すり抜けても、あいだを塞がれて仲間が取り残されないように結構気を使ったんだからな。でもおかげで増援も見事になかったし、一匹一匹斃すよりこのほうが断然楽だよ」
Ｚ：　「消費ターンも極端に少なくなっただろうに、Ａか……。まじめに火力が足りないのかね」
Ｃ：　「うん、つくづく４様いないとＳはつらい」
Ｓ：　「なんにつけても４主、４主と……ちとしつこいぞ」
Ｃ：　「だって、４様外した途端に戦闘がきつくなったと思ったんだよ。ステータス高いのがひとりいるだけで楽になるものなんだなあっていう、素直な感想じゃないか」
Ｓ：　「きつくなったというが、以前の好成績を取りにくくなったというだけのことだろう。Ｂぐらいでクリアしていけばいいものを、ＡだのＳだの狙うから」
Ｚ：　「そりゃ狙うよ」
Ｃ：　「狙うに決まってるだろ」
Ｓ：　「勝手に縛りをしておいて、都合のいい夢を」
Ｃ：　「夢は大きく」
Ｚ：　「そうそう」